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【心中事件を乗り越えてー人生は自分で書いている物語ー】

「人生は毎日物語を書くようなものなんだ」
と気づいたのは、20代の時だった。
 
目の前に、自分の名前が書いた本がある。そこに1ページずつ、毎日の出来事や、自分がそれについてどう感じ、何を考えどう行動したか、自分のストーリーを書いていく。

「仕事で失敗してしまった」
「何をやっても上手くいかない」

そんな内容の日もたくさんある。
でもそんな日でも、次の日になると新しいページが待っている。


「今朝起きたら昨日のことを思い出して落ち込んだ。朝からブルーだ」でもいい。
 
「今朝起きたら昨日のことを思い出して落ち込んだ。でもいつまでも落ち込んでいても仕方がない。失敗しないためにどうしたらいいかを今日は考えた」にしてもいい。
 
「朝起きて考えた。失敗したことを友達に話そう。きっと気が晴れる!そう思って早速友達に連絡した」でもいい。

 

今日のページは、どんな言葉から始めるか?
昨日までの出来事をどんなストーリーに繋げるか?
自分で自由に「何を書くか」「どんな物語にするか」を決められる(^^)

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人によってその時の本のテーマも違う。

「私の喜び」「私の好きなこと」「今日の感謝」
こんなテーマの本と内容は、読んでいてこっちも楽しくなりそうだ。
「私の学び」「私の成長」
こういうテーマは、ためになることがたくさん書いていそう。
「私の素晴らしさ」「俺って最高!」
この本を書いている人は、毎日満面の笑顔に違いない(^^)


残念ながら、こんなテーマの時もある。

「今日の不幸自慢」
「私は被害者あいつが加害者」
「自分はこんなに自分を否定しています」
「今日も向かい合うべき問題から逃げました」
「自分の周りにいる嫌な奴リスト」
「今日はこんな愚痴を言いました」
「かわいそうな私を誰か助けてください」
「人生を諦める術」
「政府も社内も周りのやつもバカな人間ばかりの世界」
「人のせいにする方法」


ちょっとユーモア交えて書いてみたけど、毎日こんなテーマで1ページずつ書いている人がいるとしたら、精神的にラクじゃないだろうなと思う。この中の何個かは、私も昔よく書いていたテーマで、ものすごく馴染みがある(^^)

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私の10代の時のメインテーマは【絶望】だった。

出口のない迷路に迷い込んでいるような日々。「なぜこんな目に?」これが私が当時自分の本に一番多く書いていた言葉であり、何か辛い出来事が起こるたびに「なぜ?」という絶望の声をひたすら書き続けた。
 
その裏には、心中事件という運命に対する怒りもあった。誰が読んでも暗い気持ちしか感じないページだったと思う。
  
でも、本って面白い。
最後まで読まないと、本当の結末、本当のテーマはわからない。

ある日、私のページにこんな内容が書かれた。

「昨日までは私は絶望の中にいたように思う。生きている意味もわからなかった。でも今日からは違う。私は自分の人生を作っていく。運命が与えたものを恨むのではなく、それを素晴らしいものに変えてみせる!」

その日から私の本のテーマが変わった。

【絶望から希望へー自分の人生は自分で作るー】

毎日そのために何ができるか、何をしたかを書き続けた。

今年になって、さらに本のテーマが変わった。

【絶望を希望に変えた人生の作り方をたくさんの人と分かち合う】

これが今書いている物語。

この先は、どんな物語に続くのか、または続けたいのか。
私の人生の物語はまだまだ続くし、これからもいかようにでも本の内容を変えていくことができる。

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毎日誰もが新しいページを書いている。
昨日まで、何十年と「不幸・被害者意識・自己否定」のようなものを書いてた本でも、今日から新しいテーマに書き換えることができる。
 

自分が死ぬ時、自分の人生を振り返った時に、本当のテーマが何だったかに気がつく人もいると思う。

「今日までの80年、私は自分の人生のページに、毎日自分がどれだけ不幸かを書いてきた。でも今日わかった。どれだけ不幸かを考えても、何の意味もないんだ」

その瞬間に、その本の(その人生の)本当のテーマは
「人生80年をかけた気づきー不幸だと思い込んでも意味がないー」になるかもしれない。
 
そんなラストを迎えたら、不幸自慢の本も最高の1冊になると思う(^^)
 

あなたは今日そして明日、どんな1ページを書きますか?

「コロナでこの先どうなるか不安だ」
そんなページをここしばらく書いていたなら、どこか新しいページで、話の流れを反転させる「だか」「しかし」「とはいえ」などの逆説の接続詞を使って文章を書き始めてみてください。

何かプラスのことしか書けなくなりますから(^^)

まい先生(中村舞)
マイコーチングオフィス代表。企業研修講師&プロコーチとして15年。5000人以上を指導。コロナ禍をきっかけに、13歳の時の心中事件で家族3名を失った体験を乗り越えた経験と「どんな出来事があっても、どう生きるかは自分で選択することができる」という生き方を分かち合う。

無料のFBグループ「人生の作り方」で動画や記事を配信
(FBアカウントをお持ちなら誰でも参加できますよー(^^)ぜひどうぞ)

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