色恋をカンフル剤にしたらオワリ
最近は身近な色んな人が魅力的に映る。
かっこいいなあ可愛いなあ、
よく目が合うなあ、
たくさん質問してくるなあ、
僕に気があるのかなあ、
その中でも一人、やたら優しさに惹かれてしまった人がいて、なんか頭から離れなくなって堪らなくなって、夢にも無理やりその人を出演させようとしてしまうし隙あらばその人の表情とか声がよぎるようになった。頭ん中の大部分を占めるようになってきた。ここ数日の話だ。
しかし僕は別にこういう人がタイプなわけでもない、見た目も、声も、生き様も、人柄も、素敵であることに変わりはないけど、自分を犠牲にして周りの人を思いやる心を持つ人は強くてかっこいいけど、別にこういう人を求めているわけではない。
というかそもそも現在パートナー募集中ではない。むしろいらない。僕が集中すべきことは今はそこではない。というかこの先ずっとそこではないような生き方をする気がする。
ならなぜ?
まあ、答えは一つで、埋まらない心を、自分以外の誰かからの好意や優しさで埋めようとしている逃避行為である。
弱い。今の僕は絶望的に弱い。
失恋をしたから、
試験に落ちたから、
オーディションに落ちたから、
楽しいことがないから、
そういった理由で始まる恋愛は拙くて自己的で幼い。幸せにできるわけもなれるわけもない。再起するためのカンフル剤でしかない。
そんな理由で始めるわけにはいかない。
今僕はだいぶ脆く弱くペラペラしている。その自負を忘れないでいてくれ。僕だけに優しいわけでもない本当に幸せになるべき善人を一時のカンフル剤として利用するなよ?