家族ってなんだろう
家族ってなんだろう。
民族、マサイ族、暴走族、家族
こうしてみると少し見えてくる気がしてくる。
○○族。
何やらそれは2人以上の集団で、儀式や習慣があり、身体的共通点もありそうだ。それは純粋にフィジカルであったり衣装であったりするけれど。
また、絆があり、時にはケンカもあり、決別したり分裂することだってある。
では家族という族に特有なものはなんだろう。
それは親子なら血の繋がりとも言えるけれど、両親は赤の他人同士。
両親と子供という括りも家族ならば、シングルマザーやシングルファーザーとその子供達も家族。カップルだって家族。養子を迎えたらその子も家族になる。従兄弟や祖父母も家族。
家族みたいな友達もいる。
私自身、結婚し子供を産んだ。よく新しい家族を築くと言われ、当たり前のように思っていたけれど、考えれば考えるほど不思議なこと。
結婚をしたから家族、というわけでもない。結婚という形式がなくても家族は築ける。
家、とつくのだからある場所とつながっている族、ということなのかもしれない。
でも今の時代、家族の形は本当に様々で、離れていても家族は家族だったりする。
幸せな家族もあれば不幸な家族もあるだろう。
築くことも壊すことも壊されることも。
つまり何かよくわからないのが家族。たぶんどの人にとっても納得のいく1+1=2のような明確な答えなんてないんだろう。
でもこうありたい、という理想がある。
いつから家族となったのか、築き終わることはあるのか?漠然としているけど、とにかく今この瞬間、私には自分で築いた家族があり、育ててくれた家族がいることはたしかだ。
定義はあやふやだけど、私の日常を形作って色づけをしてくれて、そこに確かな意味を付与してくれているものが私の今の家族、なのかも。