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新たな冒険

フランスで生まれて育ち、家でもほぼフランス語のみで育った我が家の8歳になったばかりの双子。この夏から、日本のとある市立小学校の2年生に編入した。ひらがなだったらある程度は読み書きができるけど、それ以外は何もできない状態で新しい冒険は始まった。

子供達は日本人の私とフランス人の夫の日仏家庭で育ち、教育は3歳の幼稚園から日本の2年生に当たるCE1まで全て現地の公立だった。私自身がフランスで一部教育を受けたということもあり、フランス人の夫とも家庭内ではフランス語がメイン(ただし、夫は日仏の翻訳家なので日本語は読み書きが普通にできる)。

でもいろんなタイミングが重なり、日仏である子供達のこと、そしてもちろん親である私たちの仕事や勉学(私は博士課程所属中)のことも考えて、2021年8月に、とりあえずは数年間を念頭に日本に移住してきた。

そしてこれまたいろんなことが重なって、結果的には私も夫も暮らしたことがない関西のとある町の古い一軒家で暮らすことに。この一軒家がまた面白いのだけど、それはまた今度。

何しろ子供達はランドセルのラの字も知らない。私は30年ほど前の日本の小学校を思い出しながら、始業式までに必死で必要なものを準備。竹の30センチ定規はいまだに使っているんだとか、コクヨのノートは健在なのね、と感心したり。

こうして、7月末に羽田に降り立って、このコロナ禍でなんとか隔離期間→関西へ引っ越し→転校をこなしたら一ヶ月が経っていた。そろそろいろんなことを記録し始めようかという気になってきたので最初の投稿。

子供達も私たちも全く新しい環境でのスタート。いろんなことをそれぞれが考えて、感じる。そしてきっと苦労もある。家族で一つの大きなプロジェクトを立ち上げて一緒に挑むということ。これもまた私たちの家族としての大切な経験になるだろうと信じている。

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