核心
深まってゆく秋のように、
後半の旅は、よく話し合う。
そして、何度も話が合う。
自分と、
夫と、
静かな、確かな、空間と時間。
お互いが夏の間に見つけたものが、
お互いの人生にとって、余程特別なものだったんだろう。
そこから始まる話が多いが、
本質的に根本的にゆえば、どちらも同じ核にたどり着く。
不思議だなぁ。
不特定多数の、その時々に選んだ、
その時々に自分がピンときていた、
いろんな人たち。
その、殆どが、しっくり来なかったんじゃないだろうか。
というより、しっくり来られる自分じゃなかった。
あのときの私では、結局のところ、感じようが、感じまいが、何につけても、未熟だったということで。
タイミングがあった、とか。機は熟したとか、そういうことで。
そのタイミングとやらに、ドンピシャな出会いを受け取るために、幾度となくいろんな、出会いを繰り返し続けてきた。気がする。
そして、しっくりがきて、初めてわかった。
今までのは、なんちゃって、しっくりだったと。
ピタリとハマるんだということが。
言葉一つ一つが合う、という感覚。
深めたいことが明確になってゆく感覚。
どんどん、核心をついていく。
削がれて、求めたいものがはっきりしてゆく。
たどり着けないとわかると、切り替えも諦めも早くなる。
自分がどういうものを求めているのか、ということが、自分自身で理解できているということは、この上なく大切。
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