マスクって、そんなに予防効果高いっけ?という僕の思考は、ただ思うに留めました
帰宅したゆかりちゃんを誘って、散歩へ出かけました。
僕たちは、その途中で、ノドが乾いてしまいました。
「ノドが乾いたなぁ。なんか飲みたくない?」
「そうだねぇ~」
「お金、持ってきてないよねぇ?」
「コンビニなら、ペイペイで買えるよ~」
「おお~。なら、あのローソンに寄ろうよ!」
「オッケー!」
ということで、ローソンでお買い物です。
ところが!
店内に入ろうとする僕の腕を、ゆかりちゃんが、乱暴に叩きました。
「じょーじは入っちゃあかん! ほら! マスクいるって!」
コンビニの入口の扉に、
【お客様にはマスクのご使用をお願い申し上げます】
という、張り紙があったのです。
「ココで待ってて!」
「あ、あぁ」
僕は、素直にそこで待ちました。
「僕は、犬か?」
と、思わず声が出ました。
マスクをしていない人が、普通に入店して行きます。
が、それはそれです。
ゆかりちゃんの言い分は、なんら間違っていません。
紐で括られなかっただけ、マシです。
でも、「僕は犬か?」と、どうしても思ってしまいます。
いや……。
と、僕は、さらに考えました。
もし犬ならば、戻ってきた飼い主は、
「おまたせ~!」
と言ったあと、愛情たっぷりにナデナデ&ワシャワシャ、スキンシップしてくれることでしょう。
ゆかりちゃんが、炭酸水を買って戻ってきました。
しかし!
【ココ】で大人しく待っていた僕に、ナデナデ&ワシャワシャのスキンシップは、ありませんでした。
帰り道。
「あっ! あのお母さん、超~ヤセてるから、となりの肥えた娘の身体に隠れて、見えんときあるんやて~」
と、ゆかりちゃんが言いました。
ゆかりちゃんは、ご近所のことに詳しいのです。
僕は、いつも、その詳しさに感心しきりです。
僕は、そんなゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
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