第31話　一張羅

去年の今日の日記をみた。

「帰省した。しかし、るーちゃん（娘）はすぐ京都へ行った。

ゆかりちゃんは、僕の話の腰を折った。

5回も」

とある。

ついでに、次ページの5月4日もみた。

「るーちゃん。テレビに出た！　

『一張羅』ってなに？　・・・という質問に、

『ふんどし？』と、間抜けな答え。

全国に放送された」

とある。

るーちゃん、天然やん。

そういえば、今日、トイレットペーパーを引いたら、13㎝しかなかった。

これじゃあ、オシリは拭けません。

僕は、こういう「次の人への配慮不足」は嫌いなのです。

るーちゃんが、何度言っても直しませんでした。

僕が迷惑、ということではありません。

愛する人が、そういう配慮に欠けるということ。

マナー違反をすること、・・・が嫌なのです。

愛する人が、人から嫌われるのが嫌なのです。もしかしたら軽蔑されるかもしれません。

ん？

るーちゃんは東京です。

今年は、コロナウイルスのせいで帰省していません。

ということは、この13㎝残しは、・・・ゆかりちゃんです。

ふんどしという天然ボケ。トイレットペーパー13㎝だけ残しもそう。

・・・遺伝だな。

ゆかりちゃんが、原因だったんだ。

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「じょーじ～！　きのこの里、あるよ～！」

断捨離中のゆかりちゃんが、となりの部屋から叫んだ。

・・・。

・・・どうやら、『きのこの山』と『たけのこの里』が、買ってあるみたいですね^^

僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。