第453話　1年間で体重が21.5㎏ダウン！　半日断食の成果がもの凄く、桃太郎侍がハグする日も近い（書き直し集-その15）

◆桃太郎侍？

いつの間にか、僕の体重は、73㎏オーバーだった。
いや、ここでサバを読んでも仕方がない。正直に書こう。

74㎏だった。

さすがに、これはヤバイ。

僕の身長は170㎝。
ゆかりちゃんと出会ったときの体重は、60㎏少々。

遠距離恋愛を経て、一緒に暮らすようになったときが65㎏。

この時でさえ、

「なに、そのお腹⁈」

と、眉をひそめられた。

桃太郎侍を演じる、高橋英樹さんの眉間のシワ。
縦に2本、深く刻まれた、あのシワ。

それとそっくりなシワが、ゆかりちゃんの眉間にも現れた。
横浜で会ったときには、1度も見たことのない形相だ。

◆栄養失調？

僕は、胸板が薄い。
腕も細い。

なので、半袖のシャツが嫌いだ。
夏は、7分袖がイイ。

脚も細い。
足首が、手の指で回る。親指と中指がくっつく。

高校時代、クラスメイトから「ルパンの足」と言われた。

なのに65㎏。
お腹だけに脂肪がついているのだ。

難民キャンプの、栄養失調の子どもような体系だ。

ところが、70㎏を超えると、顔、首、胸、腕と、さすがにどこもかしこも太くなる。

少し、たくましく見える。
貧相な身体がコンプレックスだったので、ガッチリしてて、なんか嬉しい。

その代わりにお腹は、とんでもないことになった。
特に、ビールをたくさん飲んだ後はヤバイ。

まるで妊婦のお腹。
それも、臨月のお腹だ。

そこで、半日ダイエットを決断した。

◆カロリーゼロ？

半日断食を始めて1ヶ月。

体重は68㎏。1ヶ月で6㎏も減った。
前日が68.7㎏だから、1日で0.7㎏の減。

半日断食の効果は凄い。

でも、もちろんだが、辛いこともある。
夜、ひとり晩酌をしているとき、ツマミが食べられない。

この半日断食は、飲み物には寛大なのだが食べ物には厳しく、間食はご法度。

15年以上前、煙草を吸っていたころは、僕は、ツマミなどいらなかった。
煙草とウイスキーと、歌と冗談、ため息と笑い声、涙とロマンス…

それらだけで、充分だった。

当時僕は、「煙草がつまみ」と広言していた。

それが変われば変わるもので、今はツマミが欲しくてたまらない。

バターピーナッツは最高だ。
世界で最も必要な物の1つだ。

唐揚げの残り物があったなら、サンバのリズムが頭の中で流れ出し、
小躍りしながら【レンジでチン】するのが、世の男性の常というものだ。

しかし、それらには「カロリー」なるものがある。
半日断食実行中の僕には、縁のない食べ物たち…。

バタピーにも唐揚げにも、カロリーがある。

カロリーが…。

ん？

・・・。

海苔なら？
海苔には、カロリーはなさそうだ。

海藻は健康にも良いし、香りを楽しんでいるようなモノじゃないか。

そうだ、海苔を食べよう！
ビールにも合うじゃないか！　しかもカロリーゼロ！

さすがに、10枚目ぐらいから「カロリー」が気になったが、

0×10枚＝0

という、数式が浮かぶ。

サンドウィッチマンの伊達さんが、間違いなく、そんなことをTVで言っていた。

ゆえに、何枚でも食べてイイという理屈になる。

◆海苔の定位置

ああ。

なんと、海苔が買ってある。
やさしいなあ・・・。

昨日僕は、調子に乗って食べ過ぎた。

海苔を、全て食べつくした。
だから、無いからといって「買ってほしい」とは、言えなかった。

1枚残らず、食べてしまったのだ。

なのに・・・、くっ・・・。

優しいじゃないか。グスン。
気が利くじゃないか。

いつもの、海苔の定位置に…、
棚の上に、新しい海苔が買って置いてある。

ゆかりちゃんは、本当に、なんって優しいのだ。

ん？

・・・。

・・・　・・・。

なぜ、カラの海苔の容器を、ここに置く？

僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。

◆PS

この、元の記事は、昨年の5月の記事だ。

懐かしい。

おかげさまで『半日断食』は習慣となり、現在の体重は52.5㎏くらいだ。
21.5㎏も体重が減った。

それでもまだ、下っ腹の内臓脂肪が、ホンの少しだけ残っている。
こいつを全部燃やしたなら、いよいよ、筋肉を太くしていこうじゃないか。

どうすれば、筋肉が太くなるのか？
たぶん、プロテインとかを摂取した方がイイのだろうなぁ。

60㎏くらいの、細マッチョを目指そう。

もうすぐだ！
そろそろ、ゆかりちゃんはハグしたくてたまらないはずだ。

僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。