第388話 僕は、ゆかりちゃんを不機嫌にした会話を、深く分析してみた
昨日の記事のコメントで、
アソシエイトのあの表記は、実は義務なんですよ♪
それを知らない方が多いかもしれません。
私も最初は知らなくて、noteでそのことを記事にされている方がいらっしゃり、その方のおかげで私もあの一文を付け加えることができました。
と、ミイコさんが教えてくれた。
重ね重ね、感謝です。ありがとうございます。
さて、
今日は、3~4日前の、ゆかりちゃんとの会話を深掘りする。
僕は、これっぽっちもケンカしたとは思っていなかったのだが、どうやら、ゆかりちゃんは違うみたいだ。
昨夜の、ゆかりちゃんの『声』と『コメント』から、そう思った。
どんな会話だったのか、そして、僕はそれを、どう深掘るのか。
長文になるが、こうご期待だ。
きっと、あなたにも、学びや気づきがあると思う。
◆ゆかりちゃんの職場でのエピソードトーク
その日の、晩ごはんの準備中。
ゆかりちゃんは語り出した。
「就活の大学生が、ウチの店舗の見学を希望してきたのねぇ~」
「ウチ、大学生に人気の企業でもないし、珍しいこっちゃ~って思って~」
「そんなこと、はじめてで~」
「スケジュールを合わせたのよ~、学生の都合も聞いてね~」
「で、今日が当日だったねぇ~」
「それがぁ~、スッポかしてさ~、電話の1本も入れやせんのよぉ~」
「非常識やんねぇ~」
「就活生が、そんなんでええのぉ~⁈」
「ねぇ~」
と、
かなり、はしょって書くと、こんな感じだった。
ゆかりちゃんの口調やテンションや表情からは、
『その学生は間違っている』という、非難を感じた。
ゆかりちゃんは、僕に、共感を求めている。
同意を求めている。それは、ちゃんとわかった。
でも、僕の考えは違った。
そして、僕は珍しく、意見の異なるゆかりちゃんを、否定する気は、完全にゼロだった。
「みんなちがってみんないい」by金子みすゞ
が、だいぶ僕にも、浸透してきたようだ。
「なるほどね~」という僕のあいづちに、ゆかりちゃんは、
「なになに?」と食い下がった。
「そうだよねぇ~」という、同意や同感や共感と、なんか違うと、そう察知したようだ。
◆じょーじの(めんどくさい)思考
僕は、ゆかりちゃんに、誤解してほしくないので、前置きを言った。
「僕の考えが『正しい』わけじゃないし、『正しい』と言うつもりもないよ~。ただ僕は、違う考えなんだよ~」と。
ゆかりちゃんが、「なになに?」と、重ねて聞いたので、
「なら話すけど、僕の考えを話すのであって~、アドバイスをする気とかは、全然ないからね」と言って、
それから、自論を語ったのだ。
「その学生は、いろんな思考が、『あり得る』と思うんだ」
「行くって言ったけど、行く必要がなくなった、もしくは行きたくない」
「これは共通で」
「内定があって不要になったとか、なんか変なウワサを聞いて気が変わったとか、デートの約束が入ったとか…」
「とにかく、見学が不要になったんだよね」
「で、」
「まず、就活生の思考のAパターンは…」
「連絡すべきだよなぁ、でも面倒だし~、別にイイかぁ」
「っていう、単純な、無礼な思考ね」
「Bパターンは…」
「連絡すべきか?」
「行かなければ(スッポかせば)『行く必要がなくなったor行きたくない』という僕の意思は伝わるよなぁ」
「行かないと、どんな迷惑をかけるかな?」
「日常業務をしているだけだから、大きな迷惑にはならないよなぁ?」
「電話をした場合、『行く必要がなくなったor行きたくない』ということを伝えなければならない…」
「相手を不快にさせる必要あるかなぁ?」
「では、ウソを、方便を言う? そこまですべきかなぁ?」
「ウソをつくって、けっこうしんどいなぁ」
「電話しなくてもイイんじゃないかなぁ」
「って、ここまで思考したパターンね」
「Cパターンは…」
「AとBの間って感じの思考…」
「感覚的に」
「行かなくってもイイようなぁ」
「とか、無意識に」
「連絡しなくてもイイかなぁ」
「っていう学生も、ココに分類されるかも…」
太字が学生の思考で、ほかはすべて僕の説明だ。
◆ゆかりちゃんは、納得はしてなかった
「え~~~⁉」
っという、ゆかりちゃんの顔には、「心外だわ~」と書いてあった。
「僕の考えが正しいとは思ってないよ」
「でも、僕は、『非常識だ』と責める気にはならなくってさぁ~」
「むしろ、『スッポかしてくれたから、作業が減った、ラッキー』って、僕なら思うもんでさぁ~」
「なんなら最初から『来ないかもなぁ』って、半分そう思ったと思うんだよねぇ」
ゆかりちゃんは、ケンカや口論という感じではなく、けっこう冷静な口調で、
「わかった。じょーじは、そう思うのね」と言った。
◆僕の真意を理解してほしい
僕は、僕の真意が伝わっていないと感じた。
そして、絶好の例え話を思いついた。
「前に、ジェネレーションギャップに気がついたことがあってさぁ」
「なに?」と、ゆかりちゃんが顔を向けた。
聞く気があるようだった。
「15人のグループlineがあって、1人が『飲み会しましょう』って…」
「5人が『参加しま~す!』ってなって…」
「10人は、反応なしね…」
「僕ら世代はさぁ~、『○○さ~ん? いかがですか~?』って、『△△さんは~?』って、やりがちやん?」
「どうやら若い子は、【反応しない】ことが、「行かない」とか「行きたくない」という、意思表明って、とらえているみたいなんだよぉ~」
「下手に『都合が悪い』などと方便(ウソ)を使うと、万が一、『じゃあ、○○さんの都合に合わせよう!』って、そうなっても困るし…」
「で、正直に、『行きたくない』という発言をするのは、参加者や企画者が不愉快に感じるだろうし…」
「そんなことまで配慮したなら、スルーという意思表明がベストじゃないか。で、スルーに深追いしないのもマナー、みたいな」
「そんな、理屈を聞いたことがあってさ」
「世代で、【常識】が違う可能性があるみたい、なことを、どっかで聞いたんだよぉ~」
ここで、ゆかりちゃんが、
「やっと、じょーじの言いたいことが理解できた」と言った。
◆僕は、ゆかりちゃんを責める気なんてゼロ
僕は、ゆかりちゃんを責めてない。
ゆかりちゃんの感想も、憤慨も、僕は理解できる。
多くの人が、そう思うのかもしれないし、僕も、ちょっと前までは同じ考えだったし。
で、僕は、
「今の僕は、こう考えてるんだあ~」と、
僕の思考を話したのだ。
僕の思考を、ゆかりちゃんに、正確にわかってほしかったのだ。
僕は、『みんなちがってみんないい』を心がけているので、
ゆかりちゃんが、「非常識だ!」と、そう思うのもいいし、
そして、僕が、ゆかりちゃんと違う考えでも、それもイイと思っている。
ゆかりちゃんの考えを、変えたいとか、説得したくてとかで、語ったんじゃないんだ。
僕の思考を、わかってほしかっただけなんだ。
僕の考えが、『より優れている』とか『当たっている』とか、そんな、マウントを取る気なんかも、まったくなかった。
神に誓って、なかったのだ。
◆ゆかりちゃんは「論破された」と思ったのだろう
今思うと、このとき、ゆかりちゃんは、
「論破された」
と思ったのだろう。
「やっと、じょーじの言いたいことが理解できた」
と言った言葉を、
僕は単純に、「伝わって良かったぁ」と思ったのだが、
もしかしたなら、ゆかりちゃんは、
ちょっと悔しい、【敗北宣言】と、その無意識ではとらえていたのかもしれない。
◆ラジオの「今日のトークテーマ」で…
昨日のラジオのトークテーマに、僕が、
「あの時の、就活生の思考や、世代によって常識が違うかもって、どう?」
と提案したら、
ゆかりちゃんは、
「もう、ほじくられたくない」「触れてほしくない」と、言ったのだ。
2~3日前のあの日、僕は、ゆかりちゃんを否定したつもりはなかったので、この発言には、少し驚いたけど、そこまで深刻には考えずに、スルーした。
◆ラジオを聴いてみたら…
僕たちのラジオのstand.fmは、投稿して、Twitterなどにアップしようとする作業中に、勝手に放送が流れ出す。
聞くとはなしに、ゆかりちゃんの声が、僕の耳に届いた。
完全に、不機嫌な声だった。
大事なので、くりかえす。
ラジオを聴いたら、ゆかりちゃんの声が、不機嫌全開だったのだ。
会話では気がつかなかったが、ゆかりちゃんは、明らかにへこんでいた。
そういう声だった。
2~3日前に、「論破された」という敗北感を抱いて、そのことをラジオの収録直前にぶり返され、思い出してしまい、
どうしてもテンションが上がらなかったのだろう。
僕は、ハズバンドとして恥ずかしい。
妻の、不機嫌に気がつかないなんて・・・。
ゆかりちゃんの不機嫌な声は、こちら ↓ で、
冒頭で、すぐにわかるハズだ。
◆誤解って、しょっちゅうあるのかも
ゲーリー チャップマン著の『愛を伝える5の方法』を読んで、正確にはAmazonオーディブルで聴いて、僕は思った。
「誤解って、これ…、しょっちゅうあるんじゃないかなぁ」と。
こんな例が、その本にはあったのだ。
「ねえ、貴方。庭の芝を刈ってほしいの」という妻の言葉は、
「お願~い、芝を刈ってほしいの~」という可愛い『願い』と伝わったり、
「いい加減に芝を刈ってよ!」という、『批難』と伝わったりするのだ。
僕にも、すぐに、別な具体例がうかんだ。(ほかにも何個も浮かんだ)
企画書を上司に提出
上司は、「ココを、もっと詳しく解説して、再提出してくれ」と言った。
部下は「ダメ出しを食らった」「やり直しかあ」ととる場合があるだろう。
しかし、上司の真意は、「スゴク良い企画書だ」「より完璧にするための手直しを頼む」という意味かもしれないのだ。
部下は「ダメ出し・・・」
上司は「完璧レベルがもう少し! ブラッシュアップしよう!」
僕は、僕の考えを正確に伝えたかっただけなのだ。
ゆかりちゃんは、「ああ、なるほどね」と思って、納得したがゆえに、論破されたと感じた…のかもしれない。
僕の真意は、「なるほど~、そんな考えも一理あるかも~」「じょーじは、そう考えたのね~」と、思ってほしかっただけで、
で、
「わたしは、それでも『非常識』って思っちゃうわ~」
でも、ぜんぜんOKだったのだ。
◆僕はココを改善しよう
僕は、「ココを変えれば良かった~」という反省がある。
ゆかりちゃんが、
「スッポかしてさ~、電話の1本も入れやせんのよ~」
「非常識やんねぇ~」
「就活生が、そんなんでええのぉ~⁈」
「ねぇ~」
と言ったときに、
「そうかぁ、ゆかりちゃんは『非常識だ~』って、怒りを覚えたんだねぇ~」
って言うべきだった…。
ゆかりちゃんの、【怒り】とか【憤り】という感情に、寄り添うべきだった。
理屈っぽい男は、モテん。ハグが遠のく。
理屈ではなく、感情が大事なのだ。
◆〆
ゆかりちゃんが、
「わたしにはプライバシーがない…」
「なんでも、書かれる…」
と、なげいていそうだ。
ぜひ、あたたかいコメントをお願いします。
僕は、ゆかりちゃんが、大好きで、大好きで、大好きなのだ。