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第293話 職人の『営業力のなさ』には寛大な僕の、あらたな自論
ちょっとまえに、ゆかりちゃんと居酒屋へ行った。
レビューの評価が高かったので、そこを選んだ。魚介類がメインのお店だ。
営業時間の確認の電話を入れると、コロナ禍での苦境をぼやく愚痴が凄い。言っておくが、僕は、店主の友達ではない。まだ会ったこともない。初めての電話でだ。
ネガティブ店主は、とても『丁寧な口調』とは、言えない方だった。
それでも、「安い」「旨い」のレビューで、ここに決めた。
僕の持論に、【職人の営業力のなさは大目に見る】というものが、あるからだ。
逆に、愛想が良くても、美味しくないのには寛大になれない。プロならば、それではダメだろうと思ってしまうのだ。
結果、美味しく、かつリーズナブルだった、けど。
◆料理
マグロの刺身(赤身)。
美味しい。わさびも美味しい。
しいて言うなら、もっと薄くして欲しかった。3センチ角のサイコロ状だった。半分にしてくれると、ちょうど良いと思えた。
蒸し牡蠣(殻付き)。
ゆかりちゃんは、牡蠣がダメなので、僕が4つ全部食べた。美味しかった。
焼き魚、赤魚。
ぷりっぷり! 良い赤魚だった。美味しい! 大きく量も満足。
ただ、鱗の除去が甘い。
チキン南蛮。
ふつうに美味しい。ゆかりちゃんは、赤魚で、お腹いっぱい。
イカとネギ炒め。
ゆかりちゃんは、「美味しい」という。
僕は、イカをもっとしっかり焼いてほしかった。コゲ目が欲しい。
◆けど
◇ゆかりちゃん評
メニューを選べない。『おまかせ』が原則のお店だった。
常連は、単品を注文してたように感じたが、アナウンスはなかった。メニュ『おまかせ』数種だけだった。
これに、ゆかりちゃんは、納得ができないというのだ。
あと、サラダやお新香がない。
お口をスッキリさせたいのに、箸休めがないのもマイナスだという。
◇丞持(じょーじ)評
店主がしゃべりすぎ。
そして、その話題がパチンコ。ギャンブル武勇伝。コロナ愚痴。
態度も横柄。
本人の狙いは「気さく」なんだろうが、下品に感じた。
ネタは良い、値段も良い、が、仕事が雑。
仕事が最上級なら性格などは大目に見るが、仕事が雑なので大目には見れない。
◆結論
僕は、自論に「客に愚痴る店主のお店には行かない」を加えようと思う。
◆〆
ゆかりちゃんは、海なし県の生まれと育ちなので、海の幸が得意ではない。
魚介類で好きなのは、ネギトロ、マグロ、ホタテ、おいしい赤貝、あおさ、ししゃも、ロブスター、伊勢海老、白身魚のポワレ、・・・。
贅沢やなぁ。
なにげに、高いヤツばっかりやん!
僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。
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