ウンチクを語るより結果を出せば、妻はたわ言だって喜んで聞いてくれるだろう
iPhoneのメモに、トマス・ア・ケンピスの名言がありました。
今年の1月4日にメモしています。
どこで仕入れたのか、すっかり忘れてしまって思い出せません。
やはりメモするって、大事ですね。
◆トマス・ア・ケンピス
トマス? 誰? と思いましたのでネット検索しました。
神秘思想家。初耳の肩書です。
◆多くの名言
ネット検索で「トマス・ア・ケンピス」と入力しますと、スペース「名言」という予測が1番上に出てきました。
トマス・ア・ケンピスさんの名言を、ホンの少しだけご紹介いたします。
・人はあなたの行為を見るけれども、神はあなたの意図を見られる
例えば僕が、誰かに手助けしてあげた。人はその行為を見る。
しかし神は意図を見る。
純粋な親切心なのか、下心があったのか、打算があったのか……。
僕は、少し背筋が伸び姿勢を正されました。
・賢明な人はその愛する人からの贈り物より、贈り物をくれる人の愛を重んじる
どうやら僕は「賢明な人」のようです。
プレゼントが嬉しいのは、その人が僕に心を使ってくれたという愛を感じるからです。嬉しいのは『モノ』ではありません。
・私たちはときとして情念に動かされ、これを熱心さと思い違える
娘に、この名言を教えてあげたい。
女性の美しさに心奪われて、欲情し、猛烈にアタックする。何がなんでも自分の恋人にしたいと思う。
女性も、そしてその当人も、それを熱意や熱愛と勘違いする……。
『激しい恋』『狂おしいほどの愛』などの7~8割は、この勘違いでしょう。
本当は、単なる『欲』です。『愛』ではありません。
◆僕がiPhoneにメモした名言
・誰がそういったか、をたずねないで、いわれていることは何か、に心を用いなさい
人はとかく「誰が言ったのか」を気にします。
バッティング理論を語る人が、イチローさんなら真剣に耳を傾けるでしょう。
草野球しか経験のない、しかも無名の人のバッティング理論は、誰も聞こうとはしません。たとえそれが素晴らしい打撃理論だったとしてもです。
しかしトマス氏は、『誰』ではなく『何』に心を用いなさいと説きます。
「自分のことを棚に上げて、あなたにだけは言われたくない」
よく聞くセリフです。
特に日本人は、『誰』で判断するように感じます。
・この名言をもう少しだけ深掘り
トマスさんの上記の名言は、聞き手に向けられていると思います。
話し手には、
良いことを言ったり訴えたりしないで、結果を出すことに心を用いなさい
というアドバイスになるのではないでしょうか。
結果を出して、『誰』になることが重要でしょう。
◆ゆかりちゃんの変化
僕は、能書きやウンチクを、しょっちゅう語ります。
結婚当初、ゆかりちゃんは全身全霊でもって「聞きたくない」「鬱陶しい」「ウザい」という反応を示しました。
話の内容を、聞きもしないのです。聞いたフリはしていました。フリなのがバレバレでした。
今は少し聞いてくれます。
僕は、まだ結果を出していません。
なのに何故でしょうか。
結果は出していませんが、行動しています。
僕が、昔と変わったのは『行動』です。
語る内容は、そう変わってはいません。
結果を出せば、もっと僕の話を聞いてくれると思います。
◆大事なのでもう一度
聞き手と語り手の、意識すべきは逆だと思うのです。
聞き手はトマス氏が説いたように、『誰』ではなく『何』に集中して聞くべきです。
聞き手が、「誰が言っているの?」とか「あなたがそれを言うなんて!」と思った場合、それは間違った聞き方をしています。
しかし、語り手はそのような聞き手を批判してはイケません。
まだ何者にも成れていない自分が悪いのですから。
◆〆
僕は今、結果を出すことに集中します。
ストアカ講師デビューします。
今は、文筆家をしながら、その準備に大忙しです。
結果を出して、ゆかりちゃんの瞳をハートに変えます!
僕はゆかりちゃんが大好きなのです。
おしまい
PS.僕の処女作『いいかい、タケルくん』です!
ご一読いただけたら幸いです。
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