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アキレス腱断裂ー再起に向かってーDAY4

この記録は、アキレス腱断裂の回復の経過を状況や感想を交えて記し、今後アキレス腱を受傷した方の参考となるようになることを目的としました。

6月2日(木)

【手術前】

入院2日目。
外が明るくて5:30に起床しました。
水分は6:30までなので、お茶と水を飲み溜めします。うん、そりゃトイレに行きたくなるよね😅

そんなこんなで、担当医の巡回診察の後、体温やら血圧を測り、点滴投入。

久しぶり(いつぶりだ?)の点滴でドキドキしました💓が、無事投与完了しました。
手術は午後だから仕事もぼちぼちやります。

でもやっぱり、お腹が空くんですよ😂
朝飯抜きですからね、水分も摂れないし…ちょっと苦痛の時間でした。

そういや、この間の授業で生徒たちがアキレス腱のストレッチ(前後に脚を開いて踵を床につけるやつ)をやってたので、「アキレス腱てどこか分かる?触ってみて」と質問すると、多くの生徒は違うところを触ったり、この辺とか言いながら指差したりしていたのを思い出しました。
その時は「ここだよ、ここ」とアキレス腱を摘んで見せ、正しくアキレス腱をストレッチできてるか確認しました。
(まさか、そんな自分がアキレス腱を切るなんて…、恥ずかし過ぎる)

まぁ、そんなこと言っても仕方ないので「アキレス腱を切った自分が教材になればいいんだ」と意識の転換をしました。「手術痕」という印もできそうですしね😅
そして、自分の回復やこの体験談を生徒たちに伝えられれば、健康の大切さの理解促進に役立つかなーと、手術前にしてニヤニヤしちゃいました😁
逆境も考え方変えれば儲けもんになるのさ!

午後は部屋が変わりましたが、ナイス窓側!
ただ冷蔵庫が無くなったので、目の前にコーヒーやら水が…。目に毒です😭
もちろん昼食は無いので、空腹はまだ続きます…。
仕事するかな😅


【手術】

予定では3件目の手術予定で時間は、15:30でした。時間あると思ってのんびり動画見てたら、14:00前に看護師さんが来て「時間が早まったので準備しましょう」と。

「おっとー!心の準備がー…」

と思いつつも、急げ急げと言わんばかりに用を足して、オペ着に着替えてという感じでした。

車椅子に乗って手術室へ向かいます。
入り口で名前、生年月日を確認し、手術室へ。
部屋は結構広くて、一教室分くらいあるかなという感じ。床と壁は薄いグリーンで、奥に手術台と必要な器具や機械が準備されてました。BGMにミスチルがメドレーで流れていて、リラックスした雰囲気でした。主治医と他3名が手術にあたり、看護師は3〜4名いたかなという感じでした。

階段で手術台に移り、まず仰向けで再度名前、手術部位を確認し、麻酔処置をしました。麻酔の効く範囲は下半身のみで、横向きになって膝を抱えるように背中を突き出して、麻酔を3発注射します。
意外にも痛みのクライマックスは、麻酔注射の痛みだけでした。
麻酔の効き具合を確認するため、足や腕に水をつけて感覚の変化を確認していきます。

しばらくして、電極をつけて心電図、血圧、点滴などのバイタル関係の機器を着け、うつ伏せになります。体勢はうつ伏せバンザイ状態ですね。麻酔が効いてくる感じは、お尻の辺りがあったかくなる感じがします。参考までに。

オペ開始時には、患者と手術内容、同意書などを全員で確認してから始まります。

何度も確認するのはどの仕事も同じですね。患者や手術部位の誤りを無くすため、ミスを減らすタイミングをルーティン化したり、患者IDのバーコードを随時スキャンしたりと、システム化されているところは素晴らしく、勉強になりました。

手術は腿の付け根をロープで圧迫してから始まったようです。というのも、その後は何も感じないので😅希望があれば入眠導入剤をいただけるので選択できます。私は手術に興味があったので、概ねパッチリ起きてました😁
そうは言っても、見える範囲は限られておりバイタルチェックの電子機器しか見えず、残念。仕方なくBGMのミスチルにノッでました。その中で「口笛」が流れてきたので高校生時代を思い出しちゃいました。
#どうでもいい

【術後】


14:00スタートのオペで終わったのは15:30でした。手術後は、手術台から反転してそのままベッドに乗せられ病室まで運ばれました。足は少し上げた状態で、ギプスの上からガッツリアイシングします。上体を起こすと頭痛がする可能性があるということで、起こしても30度ほどまでと言われました。

病室で点滴を受け、17:00頃に軽食、18:00に夕食が出てきました。腹ペコだったのでようやく固形食を食べれて嬉しかったです😊
#食べれる幸せよ

取置き食
手術後の夕食



その後が今日の最難関、「排尿」です。
麻酔の成分?を身体から出さないといけないということで、排尿をしなくてはならないのです💦
がしかし、甘く見ていました…。
麻酔は足先から徐々に切れていきます。足の指先が動くかどうかの確認をしたりされたりします。
感覚としては、正座して痺れた後にジンジンする感じと似ています。
水分は少しずつ摂って良くなり、尿意的なものもあるのですが、いかんせんヘソの下の感覚が無いので、排尿の感覚もないのです。
なので、尿瓶を当ててしばらくウンウンお腹に力を入れます。

「やばい、出ない!」

と思いながらもウンウン…。看護師さんからは、出なかったら手伝ったり管を入れなきゃいけなかったりすると言われ、それだけは回避しなければと必死で気張ります💦(看護師は女性なのでどうやって手伝うのかとか妄想してましたが…)

それでも出ないと諦めかけ、尿瓶を確認すると

「出てるやん!」

どうやら感覚が無さすぎて出てるかどうかも分からなかったみたいです😅こればっかりは目視確認が必要だと感じました。というわけで、管を入れられることなく無事に排尿できました👏

その後は就寝の準備をして眠りにつきます💤

事件は夜中に起きます。

夜中2時過ぎ、腰が痛くてなんだろうと思いつつも尿意的なものもあったので、「もしかしたら排尿か」と予想し、尿瓶を準備。
予想通りの排尿でした😊
この時間(病室に戻ってから10時間後くらい)になると下半身も感覚が戻り、通常モードで排尿できます。

がしかし、出るわ出るわ💦
「おいおい、溢れるんじゃないか?」
と疑いながらも、尿瓶が人間の限界値を超えるわけないと信じて続けます。
「ん、あったかいぞ⁉️」と思った瞬間、はい、溢れましたomg😭

尿瓶…信じてたのに…。

幸い溢れたのは少量だった?みたいですが、尿瓶満タンの尿を看護師に渡すのは気が引けました…。

そんな惨事を乗り越え、下半身の感覚も戻ってくると同時に、徐々に患部にも痛みが出てきます。

患部の痛みとの戦いが翌日から始まりそうです。
負けないぞ💪

がっつりアイシングします

病室からは以上でーす。

それでは、また明日。

Have a good Well-being!


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