17歳年上の夫との出会い
出会いはそう、とある北関東の大都市へ引っ越しをしたときのこと。
私はも東京でとある配送業の仕事をしながらフリーターをしていたんだが、その時に勤務していたバイトのこと恋に落ちた。
21歳という若さで離婚をしたばかりの私は、恋を欲していたのかもしれない。
元夫は自分よりも8歳としてだったのだが、その当時付き合ったNくんは2歳年上で、意外に年が近かった。
しかし問題なのは彼の就職先。
当時大学生だったNくんは、とある北関東の田舎町に引っ越しをする予定だった。
しかも付き合って2ヶ月後に。
そこで私は、どうにかして同棲できないかと画策した。
結果的に色々あって、付き合って1年後に追いかけて北関東へ引っ越すことに。
今まで子供の時から過ごしていた東京を離れるというのは、非常に不安なことだったと思う。
でも大好きな彼との同棲生活が待っているのだから、とワクワクしていたのだろう。
しかし、意外にもあっさり運命の出会いを果たすことになってしまった。
私は北関東へ引っ越した後、すぐに仕事を探した。
もちろん全く別の業種もやってみたが、結局働いていた会社のフランチャイズ先へ応募することに。
そもそも私がそこそこの立場にあったことや、アルバイトにはできないことをしていたということもあり、この仕事しかない、と思ってしまったのだろう。
そしてその応募先のフランチャイズ先出る会社の社長を務めていたのが、後に再婚することになる17歳年上の夫だった。
夫は当時39歳という歳の割にかなり若く、最初に見た時は少しお兄さんぐらいだな、なんて思っていたほど若見えする人だった。
しかも共通点が多く、急接近することになる。
まず1つ目は、そもそも生活していた地域が同じだったということ。
私は東京で一人暮らしをしていたのだが、夫は私が栃木に来る1年前まで同じ市内で生活をしていたのだ。
おまけに使っていたスーパーだって同じ。
いやいや、絶対すれ違ってるじゃん!
と2人で阿鼻叫喚したのを今でも覚えている。
そして2つ目は、私が幼少期に生活していた地域で若い頃に働いていたということ。
私がたったの3歳だったこと、当時20歳だった夫は私の実家の直ぐ側で仕事をしていたらしい。
きっと幼少の頃から夫とは何かと接点があったのだろう。
人生とは数奇なもので、気がつくと運命の人と出会っていたり、すれ違っていたりするものなのだと思う。
こうして、私は彼氏がいるにも関わらず、運命の人である夫に出会ってしまったのだ。