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高校の卒業式

卒業式といえば、何を思い浮かべるだろうか?

感動的な別れ、大好きなみんなとわかり合う思い出。
いろいろなものがあるだろう。

そもそも私の高校生活は、非常に無情なものだった。
あまり友達もいなく、最終的に1週間に1日登校すれば良い方の幽霊的存在になってしまっていたのだ。

8歳上の彼氏と一緒にいるほうが楽しく、仕事をしている方がマシという超つまらない高校生活だったし、思い出もない。
修学旅行も、体育祭も、文化祭も。
何もかも参加しなかった。

もちろんすべての時間がこんな感じではなかった。
1年生のときは非常に高校生を楽しんでおり、遊びもバイトも部活も塾も全力だった。
なぜこんなにも高校生活が崩れてしまったのだろう。

こんな感じだったから、卒業式は嬉しくてたまらなかった。
「やっと卒業できる」
「やっとコイツラと合わなくて済む」
「やっと高校に来いと言われなくなる」
全てからの開放を喜んでいた。

しかし、実際はそうではなかった。

卒業後1ヶ月後には「この先どうするんだ?」という将来への不安を抱いていた。

人生とはないものねだりである。

皆さんはこうならないように。

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