自分と大切な人を大切にする働き方を。
フリーランスになる前は、会社に全力投球、毎日終電の日々でした。そんな日々から2年前に脱出し、預貯金ゼロの状態で独立。でもそこには今まで以上に充実した日々が待っていました。
会社はあなたの人生じゃない。
フリーランスになる前は企業の人事として働いており、まさに「会社の顔」として採用も広報も事務作業もこなしていました。
いくら会社の顔と言っても、会社を設立した代表ではありませんので、会社への熱意、思い入れは代表ほど強くありません。
どこかに、代表ほど頑張れない、そのまで命を張ることができないな、と企業人事に限界を感じ始めていました。
すべてを捨て、かけがえのないものを手に入れる
フリーランスになるとき、私は組織の肩書、中途半端なプライドといった事柄すべて捨てました。
どこにも属していないフリーランスにとって、知名度なんて必要なく、まずは自分ができる、活かせること全部やる。そんな気持ちで受注をしていきました。
仕事がしたいと思えばいくらでもできてしまうため、バランスに悩むことが多いですが、
さまざなものを捨てた分、家族との時間、恋人との時間、友人との時間、ペットとの時間…、たくさんの大切な人との時間を確保できるようになりました。
勇気を振り絞って捨てていったら、その空きスペースに大切な人との時間を入れられるようになったのです。
それは、仕事の充実よりも、もっともっとはるか超えた、心が温まる幸せな時間。今でもそう感じています。
大切なものを失う前に
会社に勤めていたときは、上司の多くが家族との時間が取れないなどを理由に、夫婦関係が悪化していたり、喧嘩が絶えない方が多かったように思います。
なぜ「大切な人との時間<仕事の時間」になってしまうのでしょうか。
なぜ会社にいると「早く帰ります」「ちょっと休みます」が言えなくなるのでしょうか。
「今一番大切にしたい人は誰ですか?」
答えはもしかしたら過労で精一杯の自分かもしれません。それとも、あの人の笑顔かもしれません。
死ぬときに誰しもが思うのは、家族や大切な人との時間がもう少しあれば、と思うようです。死ぬその瞬間まで後悔のないように生きたい。そうであれば、1日でも半日でも、たった1時間でも、お休みを取ってみてはいかがでしょうか。
世の中は代役で回っている
どんなに有名な企業の代表が辞任しても、必ず代わりの方が就任します。自分しかできない仕事というのは、正直自惚れだと思います。だって自分しかできないだなんて、自己中心的で、周りを見てないのと一緒だからです。
「あとでやる」と言っている人には、そのあとでというタイミングは絶対来ません。時間は自分で作るもの。
それなら、少しだけプライドを捨てて、自分やあの人を大切にしませんか?
そんなことを連休最終日、ひっそり考えています。
今日はここまで。
くろねこ0.1歩