オチがモヤっとしてる怖い話が一番怖いんじゃ
南部です。
怖い話もっと読みたいとのご意見をいただいたので、私がいままで聞いた話のなかで(いやお前の話じゃないのかって?後日また書くね、ごめんね)一番怖いと思ったお話をしますね。
怖すぎてお気に入りなので友人に話したりだいぶ擦っている話なのだが、こちらにも書かせてください。
私の地元の友人Kは、地方の大学へ進学した。
そこは比較的小さな町で、数軒のきまった居酒屋へ行くか、友人宅を行き来するくらいの遊び場しかなく、暇な大学生たちは夜な夜な心霊スポットへ繰り出すのだという。
そこである夜、友人Kは数人で心霊スポットであるダムへ向かうことになった。
そこが廃ダムだったかな、どういったダムだったか忘れました。まあダムだ、ダムです、何かしらの。
現地へ着き、暗闇に聳えるダムに大学生たちはテンションをあげた。
母親に心霊スポットへ行くことを禁じられている私の想像だが、大学生のこの手のノリって、きっとおばけが出ようが出まいが、心霊スポットにいるという事実が楽しいんだよね。
すると突然彼らの背後から
「おい」
と声がした。
一同が一斉に振り返るとそこには男性が立っていた。
男性はこう続ける。
「お前らどうせここが心霊スポットだからこんな時間に遊びに来たんだろう」
「…」
何も言えない、怒られそうな雰囲気。
すると男性は、
「じゃあ面白いもの見せてやるよ」
と言い放ち、
そのままダムへ飛び込んだ。
この後の話は聞きませんでしたし、友人もそこで話を終えました。
心霊スポットはまじで行ったら連れて帰ってくるからダメよ〜!
終焉
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