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伝道者の書第81話順境の日には楽しめ、逆境の日には考えよ。

(原文:第7章14)
順境の日には楽しめ、逆境の日には考えよ。神は人に将来どういう事があるかを、知らせないために、彼とこれとを等しく造られたのである。

その境遇において問題がない時は、十分にその生活を楽しんでかまわない。
しかし、辛い状況などが発生した時は、その原因や解決策をしっかりと冷静に考えなさいという意味に捉えた。

順境と逆境は、その人間の誕生とともに、神により造られている。
「神は人に将来どういう事があるかを、知らせないため」とは、人には順境だけが続くこともなく、逆境だけが続くこともないという意味の反語。

「いつ何があるかわからない」
「神により突然どんな運命を授けられるかわからない」
その中で、「順境の日に楽しむこと」「逆境の日に考えること」は、それぞれの境遇をしっかり真正面で受け止めて生きることの大切さを教えている。

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