伝道者の書第68話人はその短く、むなしい命の日を影のように送るのに~
(原文:第6章12)
人はその短く、むなしい命の日を影のように送るのに、何が人のために善であるかを知ることができよう。だれがその身の後に、日の下に何があるであろうかを人に告げることができるか。
人間の生涯は短く、影のように移ろいやすく空しい。
また、自分が善いことと思ってしたことも、神の判断はまた計り知れない。
思いがけない結果を、その人にもたらすこともあるのだから。
ましてや、人間はその死の後に、何が起こるのかなど、全く理解しえない。
これも人として生きて死ぬうえで、避けられない真実の言葉と思う。
さて、それなら、自分はどうするのか。
他人の判断をあてにしたり、指導に従うなどは、奴隷の発想。
それは、自分で決めなければならない。
予想できない結果が神から与えられるとしても。