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伝道者の書第108話すべての人に同一に臨むのは、

(原文:第9章3)
すべての人に同一に臨むのは、日の下に行われるすべての事のうちの悪事である。また人の心は悪に満ち、その生きている間は、狂気がその心のうちにあり、その後は死者のもとに行くのである。

死が全ての終わりであって、全ての人に臨むのなら、人生は無意味であって、結局はしたい放題の生き方をするのが一番であるという考え方がある。
生きている間は狂気のまま、そしてあとは死ぬだけ。
問題は「その後は死者のもとに行く」という表現。
この世の命が途絶えても、いつまでも敬愛される人。
二度と思い出したくないような嫌われる人。
さて、どちらが永遠の命を持つのか。
どちらが狂気にまみれた人生を送ったのだろうか。

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