伝道者の書第38話それで、わたしは見た、人はその働きによって楽しむにこした事はない。
(原文:第3章22)
それで、わたしは見た、人はその働きによって楽しむにこした事はない。これが彼の分だからである。だれが彼をつれていって、その後の、どうなるかを見させることができようか。
誰も、将来のことはわからない。
今、与えられている仕事と、それによる報酬を楽しみとする他はないと、伝道者は語る。
多かれ少なかれ、その人により千差万別はあるだろうけれど、状況を一変させるような突発的な事件など、事前にはわからない。
その意味で、まずは与えられた仕事を懸命にこなし、それによる報酬を楽しむ。
確かに、これより他には考えられないのも、事実。