伝道者の書第136話あなたは心のうちでも王をのろってはならない
(原文:第10章20)
あなたは心のうちでも王をのろってはならない、また寝室でも富める者をのろってはならない。空の鳥はあなたの声を伝え、翼のあるものは事を告げるからである。
心に抱く悪意や呪いは、その人の表情や言動に影響を与える。
その悪意や呪いを読み取った、他者により、王や富める者に伝わり、結局は被害を被ることになる。
「壁に耳あり障子に目あり」危険な思いや言動は控えるべきとの意味と思う。
人間の生活をしていくうえで、様々な落とし穴がある。
不用意な思いや言動で、落とし穴にはまらないようにするべき。
生きていくためには、その身を守るべき、現実を見た「知恵ある対応」が必要となる。