伝道者の書第50話あなたは神に誓いをなすとき、それを果すことを延ばしてはならない。
(原文:第5章4、5)
4 あなたは神に誓いをなすとき、それを果すことを延ばしてはならない。神は愚 かな者を喜ばれないからである。あなたの誓ったことを必ず果せ。
5 あなたが誓いをして、それを果さないよりは、むしろ誓いをしないほうがよ い。
神に「あれこれをやります」と誓ったならば、必ずやり通すこと、先延ばしして誤魔化してはならない。
できない誓いならば、最初からしないほうがいい。
自分を過信して、できない誓いをするなど、愚か者のすること、神に呆れられる愚か者であると、伝道者は語る。
対人間でも、それを感じることがある。
「絶対に大丈夫です、約束を守ります」
そう言われて、その相手を信じ、結局裏切られた場合の、怒り、空しさ、哀しさを知らない人はいないだろう。