伝道者の書第43話ふたりはひとりにまさる。
(原文:第4章9、10)
9 ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。
10 すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。
孤独で、辛い仕事を続けるよりは、手助けをしてくれる人がいるほうが、効率も良いし、身体の上でも気持ちの上でも、楽になる。
事故が発生しても、お互いに助け合うことができる。
確かに独りよがりで、事業を進めて成功するなど、稀な話になる。
煩わしいときもあるかもしれないけれど、冷静に考えれば、ふたりはひとりにまさるのだと思う。