スーパーマーケットは道の駅であり、観光地であり、カフェであり、レストランかもしれず、マルチな可能性を秘めている
夏休みといえば、旅行や帰省という方も多いのではないでしょうか?
私の実家は緑と畑で囲まれた、自然あふれる地域のため移動には車が必須でした。
夏休みには車で旅行に行くことが毎年恒例で、楽しみでもありました。駅からも遠い地域だったため、私と弟を連れて旅行にいくには車が便利だったようです。
そんな家族旅行中は、高速道路のパーキングエリアや一般道での「道の駅」でトイレ休憩したり、ごはんを食べたりするのもワクワクする楽しみのひとつでもありました。
そして現在。
6歳、3歳、0歳の3兄弟を連れての旅行や実家への帰省も、断然、車移動が多いです。
移動中は、子どもたちによる
いつ着くのー?
まだー?
ふんぎゃー(0歳児のおたけび)
のオンパレード…。
子どもたちもまだ小さく、休憩したいタイミングも読めなかったりするので、もっとたくさん道の駅があればいいのになぁ〜なんて思ったりします。
地域密着型スーパーマーケットは道の駅
休憩や子どもの生理的欲求を満たすため…もあるけれど、私はそもそも、道の駅が好きなのです。
私の中で道の駅といえば、
①その地域の美味しい新鮮な特産物
②特産物を使った加工品やおみやげ類
③ご当地グルメを食せるフードコートやレストラン
という「その地域のグルメを気軽に堪能できるスポット」としての認識。食いしん坊ばんざい!
それでですね、思ったのが各地域にある地元密着型のスーパーマーケットが、まさにそれにあたるんではと。
これに気づいたのは、#スーパーマーケットまとめ のマガジンで、色んな地域、それこそ世界各国や日本全国のスーパーマーケットレポートを読んだからなんですね。
なーんてことを、ここのところ思ってて、さていよいよ言語化しようと思っていたら、先日公開された少年Bさんの記事で、われらがオオゼキようこ、こと、まつしまようこさんが、はっきりとおっしゃってる…!
オオゼキは、道の駅だ…!
(URLだけじゃなく、ようこさんの心とリンクされた気がして、なんだかうれしく勝手にハニカム私)
私の推しスーパーのヤオコーも、まさにそんな道の駅的な雰囲気を醸すスーパーです。
実際、私の両親が実家から私の自宅にくるとき、途中にあるヤオコーに立ち寄り、お弁当を食べながら来たり、お惣菜をおみやげに買ってきてくれたりします。
先述した①と②に加え、
③ご当地グルメを食せるフードコートやレストラン
的なもの=ヤオコーカフェ があるっていうのも、ヤオコー推しポイント。
ヤオコーカフェは、おそらくほとんどのヤオコーにあると思われる「ヤオコーで買ったものを自由に飲食できるスペース」です。いわゆるイートインスペースですね。こういうスペースがとれるのは、郊外に展開されているスーパーならではかもしれません。
だいたい、ヤオコー内のパン屋さん「ピノ」の脇にあり、私がよくいく3店舗では2〜4人がけの10テーブルほどが設置されています。
ここでは、ピノで買った美味しい焼きたてパンや、ヤオコー自慢のお惣菜、お弁当などを食べることができます。
さらにうれしいのは、無料で飲める水とお茶のサービスがあるほか、有料ですが100円台というかなり良心的なお値段で、挽きたてコーヒーを味わえること。
最近、コンビニコーヒーでは豆や挽きたてにこだわったマシンが置いてありますが、まさにあれと同じようなシステムが導入されています。
私は現在、三男の育休中なので、長男と二男を保育園に送ったら、その足でヤオコーに向かい、9時の開店と同時に入店してします。そして、ヤオコーカフェで美味しいパンとコーヒーでほっとひと息。
カオスすぎて食べられなかった朝は、ここでブランチを食べてしまったりもします。
お腹が落ち着いてから買い物した方が、無駄な買い物も少なくなるというメリットも。
ヤオコーはショッピングモールに併設されていることも多いので、モールでの買い物で子どもたちが疲れちゃった時にも大活躍です。
この日は、子どもは店内で買ったゼリーを、夫はピノのクロワッサンを食べていました。
私は、コーヒーゼリーを。店舗によってはデザートも豊富です。
イートインスペースの未来
ちなみに、このヤオコーカフェ、店舗によっては『ご利用は2時間までとさせていただきます』といった貼り紙があるほど、いつも大にぎわいです。
比較的、平日の朝はすいているけれど、お昼時やおやつの時間はほぼ席がうまっています。
私は休日、時々夫に子どもたちをお願いして単独でで好きなことをする時間をとることにしているのですが、
「スタバ混んでるかなぁ」
と言うと、夫が
「ヤオコーカフェにしたら?」
と真面目な顔で言ってきたのには驚きつつも、
「いや、ヤオコーカフェも混んでるから…!」
と冷静に突っ込んでしまいました。
なお、イートインスペースを拡大し、最近スーパーマーケットでも普及してきているというグローサラント。
これは、ヤオコーカフェのようなイートインスペースで、バイオーダーによるお弁当やお惣菜の販売を行うシステムです。
グローサラント(英: Grocerant)は、スーパーマーケットなどで、買った食材をその場で調理し、店内で提供することを指す造語。由来は食料品店を意味する「グローサリー (grocery)」と、「レストラン (restaurant)」のかばん語から。一角に椅子とテーブルを設けただけのイートインスペースとは違い、レストランのようなゆったりとしたくつろぎの場で食事をすることができ、発祥国のアメリカでは根強い人気を誇っている。 ウィキペディアより
日本では、成城石井やイオンの一部店舗で実施されているそうです。
私のよく行くヤオコーでもやってくれたら楽しい…!
…と思い調べてみたところ、ヤオコーの川越南古谷店では実施されているとのこと。でも、グローサラントはかなりのオーダーがないと利益が見込めないとのことで、なかなか広くは普及していないようです。
なので、今のところ、
イートインスペース<ヤオコーカフェ<グローサラント
というように、多くのヤオコー店舗の「ヤオコーカフェ 」はイートインスペースを拡大し、より居心地がよく過ごしやすい空間を提供していて、店舗によってはグローサラントに発展する可能性を秘めた過渡期を迎えているのかなと感じます。
今後の展開、とても楽しみです。
大事にしたい規模感
ここで、フードコートなら全国展開のスーパーにもあるし、道の駅っぽいんでは…?とお思いかもしれません。
でも、私が大事にしたいのは「規模感」なのです。
大型のモールだと、「ちょっと休憩したいな」と思ったときに駐車場も広く、店内も広すぎてフードコートまで遠い…!ということになりがち。
小さな子どもたちを連れての移動を考えると、広すぎるお店は少しばかり大変なのです。
けれど、地域密着型のスーパーくらいの規模だと、かなり気軽に立ち寄れる気がします。
最近、ミニストップのように店内にイートインスペースがあるコンビニも多くみかけるようになりましたが、それだとあまりに狭くてせわしない印象です。
やはり、スーパーくらいの規模感が広すぎず、狭すぎず、でも道の駅という特徴は活かしつつ利用しやすいのかなと思うのであります。
都市部のスーパーマーケットでは敷地面積的にむずかしいのかもしれないけれど、特に地方の車社会においては、スーパーマーケットを道の駅として売り出すのも新しい選択かもしれません。
というか、むしろ…
スーパーマーケットは観光地!
…と思ってみても、楽しいはず。
というのも、先日、夢のオオゼキデビューを決めたとき、ものすごい観光気分だったから…!
私みたいなオオゼキに憧れを抱く主婦はもとろんのこと、まさに祭りみたいな店内は、外国の方が日本のスーパーマーケットを体験する場としてもうってつけな気がしました。
軽井沢のツルヤは、ご当地スーパーマーケットととしての先駆け的存在ですが、そんな各地方に眠るご当地スーパーマーケットをその地域に住む特派員(スーパー好きnoter)が発掘し、レポートすることで、認知度を高めていけるかもしれません。
スーパーマーケットを道の駅的な、観光地的な存在にまで押し上げることも夢ではない気がします。
…というわけで。
各地域に住むスーパーマーケット好きnoterのみなさま!
知られざる地域密着型のスーパーマーケットを紹介してみませんか?
旅行や実家に帰省する方々の多いこの時期。
旅先でみつけた素敵なスーパー、実家近くの昔なじみのスーパー、はたまた、パートナーの実家近くで新たに発掘したスーパーなどなど…。
夏休みな雰囲気ただよう今、スーパーマーケットを調査し、レポートするのに最適な時期なのでは…と気づいてしまいました。
私も現在お盆で帰省中なのですが、地元スーパーに出かけたところ、リニューアルされてイートインスペースが作られていました!
ちょうどこのnoteを書いている途中だったので、全国的にイートインスペース増えていてうれしい!と、感銘を受けているところです。
みなさまからの猛暑より熱いスーパーマーケットレポートがnoteタイムラインを埋めつくす日を心待ちにしています!(誰)
(一応、#スーパーマーケットまとめ マガジンのピッカーをしています)