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会いたいよ~!ハシボソくん
春が来て、待っていたんですよハシボソくん。いろいろな野鳥がカップルでさえずり巣作りの準備を始めたというのに・・・。わたしが待ちわびたアイツは、とうとう現れなかった。あの一際でかい身体、でかい態度のハシボソ夫のことである。
一年前の春、巣作りを始めた頃に出会い、次第に顔見知りに・・・。わたしが近づいても逃げなくなり、視線を合わせられるようになった。(アホ・・)ハシボソガラスの顔も動作もすごく可愛い♡
首を傾げていたらもうキュンキュンだ~♡
晩秋の頃にハシボソ日記を書いて以来だけど、その後もハシボソの姿をずうっと追っていたわたしだ。カラスが・・・なんて話すと顰蹙ものだから、ここでこっそり記録している。
秋が深まったある日から、あのプンプン威張っていた夫が現れなくなったのだ。わたしにあまり慣れていない妻と、いつまでも母親べったりの子ガラス一羽が時折やってきていた。雪が舞う頃になって、電線に留まる母ガラスにぴと~っとくっつく子ガラスの姿を見かけて、まだ巣立ちしていない様子に呆れたっけ。でもハシボソ夫は帰って来なかった。
時折みかけるカラスの群れに入団したのだろうか。(協調性なさそうだから、可能性低いな。)もともと愛妻家ではないし(ひどい夫だったから、わたしがカラスだったらお断りだ)自分だけふらりと旅に出たのだろうか。まさか事故で死んだのでは。・・・なんて、冬の間心配していた。
待ちわびた春。また我が家の近くで子育てをしに帰ってくるかもしれないと、毎日期待していたんだよね。それなのに、知らないカラスだけだよ、見かけるのは。(ハシボソ夫だったら、絶対にすぐ分かる!)
遠くでカラスの声がすると、アイツを思い出して・・・。なんだか切なくなるんだよね。自分でもおかしいと思うけど。
※画像はお借りしたものです