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妊娠がわかったとき。
6回も流産をすると
妊娠をしたときがなぜかわかってしまう。

今回もそうだった。

しかし、私にとって、流産をした経験がある方にとって
妊娠検査薬で妊娠がわかったときに一番に頭によぎるには
「恐怖」
喜びがないといったら嘘になるが
それをも押しつぶすくらいの恐怖が襲ってくるのだ。

また流産したら…
また手術台にのるのかな…
産婦人科に行くのが怖い…

色々な過去、感情が走馬灯のように襲ってくる。

私の場合は、産院に行く事自体がトラウマになってしまっていた。
診察台の部屋が見えると過呼吸になってしまうのだ。
主治医に相談し、
ギリギリまで診察はしないという結論に。

病院に行かないのも「生きているかな」と毎日心配になった。
この段階では誰にも何もできないため、ただただ毎日願うしかいない。

そろそろ内診をしないといけないというタイミングがきたのだが、
先生に計らいで、内診台には上がらず、できる限り「エコー」で見てみようと提案してくれた。
エコーで確認ができたら内診台に行こうねと。

このときの自分に心臓の音を今でも覚えている。
まだ何も見えていないのに、涙が溢れてきてどうしていいかわからない感情に襲われ
号泣していた。

「心臓動いてるよ。よかったね」

この一言を聞いてようやく目を開け、エコー画面を見たのだが
視界は涙で曇っていた。しかし、しっかり心臓が動いているがわかった。
妊娠10週。

主人も見せてはいなかったが、目が少しだけ赤くなっていた。
毎日のわたしの不安、産院までの過呼吸、今までの全ての流産、不安定になった私の姿。
100%受け入れてくれてくれていた主人。
本当に辛かったと思う。

言葉にはしないが
ずっと支えてくれていた主人のためにも
今回こそは…と願い続けた安定期までの期間。

胎動を感じられるようになるまで
不安で不安で眠れなかった日々。
本当に長かった。

そしてあっという間に妊娠9ヶ月を迎えている。

今回の妊娠で私自身がやったことは
処方された薬は飲まず、
信頼している2人の先生に頼った。

「カイロプラクティック」と「鍼」だ。
ピラティスを通して、ある程度の知識があるため、「この先生についていく!」という出会いがなかなかなかった中で
お客様に紹介していただいた先生方。

この2つでとにかく「血流を良くする」ことにフォーカスを当てたのだ。
その結果、今回は流産は免れ、ここまで来ている。

薬がだめというわけではない。
私は今まで薬を飲んでもうまくいかなったので、今回は飲まないという決断を自分自身で判断し
主治医にも同意を得て
東洋医学に頼ってみた。

何が正解か。
これは誰にもわからない。
自分の中で「納得できること」を信じるしかないのだ。

あとは無事、我が子が元気に生まれてきてくれることを
願うしかない。

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