日本と海外の間で揺れる居場所
2019年3月23日 投稿
私、日本が合わないんだよね。
とか
私、アメリカの方があってる。
とか
日本人っぽくないよね~
とか
私はそんな事を言ったり言われたりしながら高校生をしたんだけど
そんな事を言ったり言われたりしたことある?
”日本人らしくなかった”学生時代
海外に興味がある子とか、日本以外の国に行ったことがあったり、英語が好きだったり、そんな風だったら一度はぶつかったことがある言葉じゃないかな?どうやろ。
そうじゃなくても、もちろんあるかもしれないけど、私の場合は
なんか、少しクラスで発言が多かったり
他の子よりもハキハキと行動してたり、感情表現が他の子よりも豊かだったり(激しかったりw)そんな風だったから、日本人っぽくないよね~とか言われてたんだと思う。
あと、高校の時に英語が好きになってとにかく英語を喋りたいと思っていたから、学校の英語の先生とも英語で話したり、
Oh my gosh!とかShitとか言ってみたり(いわゆる海外かぶれっていうやつなんかなこれが?)英語の授業で当てられた時もカタカナ読みじゃなくてちゃんと英語の発音で英文読んでみたり、、笑
今思い返すと、いわゆる”日本人っぽくないよね~”っていう行動をアピールするかのようにしてたし、発言もしてた。っていって気にもしてなかったし、むしろ褒め言葉として受取っていたし、友達もいたし楽しかったから高校生活まじで数日でもいいからもどりたいぐらい好きなんだけど、私の高校時代はそんなかんじでした。
小学校の頃にハイスクールミュージカルとかハンナモンタナとかを見だしてから洋楽にすごくハマりだして、CDも持っていたしそんなのばかり聞いてた。正直にいうとそれまでは”英語の曲はおもんないから嫌い”だったんだけど、、なぜかというと、母親が私の小さいころから洋楽のR&Bめちゃくちゃ聞いてて、私はそれを車でママが運転している時に聞きながら全く良さが分からなくて文句言ってたから。今になっては母親が聞いてたジャンル、80年代のR&Bとか好きで、そんな曲達を聞きながらメイクする自分を、うわーママに似てきたーって思うんだけど笑
そんな訳で、中学校の頃から友達と音楽の話ができなかったり(さすがにジャニーズとか、あのエムステにでるのぐらいは知ってるけど)雑誌とかもGossips とか読みだしてもっともっと話が合わなくなっていたかなー、っていって頑張って人に合わせようとか、そんな思考が湧かなくて、全く気にしてなかったんだけど、そんな時から、私に日本は合わない、とか思ってたような気がする。
自分の頭の中で”居場所”探しの旅
そして、今年でアメリカにきて4年目になって、もちろん”日本が合わない”っていう言葉に対しての考えも変わったんだけど、それを少し話したいと思う。これは、アメリカや日本っていう国だけではなくて他の言葉ももちろん当てはまると思うから、自分のいいように言葉を当てはめて読んでみてほしいです。
日本が合わないって少しは思っていた高校時代の私。
そんな頃の私は留学経験なんてもちろんなかったし、アメリカに対してのイメージは色々あったけど、憧れが強かったんじゃないかなー多分。
そして、自分自身がピタッと合う居場所のようなものを探してたんだとおもう。
いや、てか普通に考えて、アメリカに言ったこともないのに私は日本が合わない、アメリカのほうが合いそうって、なに?
今考えたらちょっと笑けてくる。隣の芝生は青く見えるってことだよねきっと。まぁこの話は隣の芝生ではなくて海を超えたもう少し遠い場所の話だけどさ。
で、アメリカは合うのか?
高校を卒業して、アメリカに来てみて数年が経った今
今の私が思うことは
あー日本恋しい、帰りたーい!!!笑 半分冗談だけど、、
いや、でも正直にいうと
アメリカが合ってるとは思わないけど、アメリカに住むことが少ししっくりくる自分がいる。
これ海外に住んでみた事があったり、住んでる人はわかるんかな?
なんか、アメリカの気に食わないところもあるし、日本も大好きだけど
あ、日本に暮らしてる自分より、ここの国に暮らしてる自分を想像するほうが何かしっくりくる、みたいな。でもなんでか、っていう理由はあんまりない。
正直な話をすると日本の方が居心地がいいことは確かなんだよね、家族だっているし、友達だって日本の方が多いしw
少し話がずれたけど、、
日本が合わない って何だろう。いや、そもそも私が思うにそんな事ほぼありえないような気がするんだよね。
どう思う?
いや、日本って国じゃんね
国だよ、国
スケールでかすぎないか?
アメリカが合わない、アメリカが合うってなに?
国だよ、しかも日本よりも遥かに大きいんだけど、
スケールもっとでかすぎん?
アメリカは州によって人種のバラエティも文化も色んなことが違うし
日本だって県が違えば食も少し違うし、きっと県民性だって違う。(ケンミンショーでやってるみたいに)
だから、日本が合わないとかアメリカが合うっていう、その言葉自体にすごく疑問を持つようになったんだよね。
もちろん、大きいくくりを見て、〜が嫌い、好き、合う、合わないっていうのは簡単だけど
その中にある小さいもの全てを含めて否定したり、肯定したりすることになるんじゃないかなって思うんだけど、どう思いますか?
理由を考えることが大切
例えば、日本が合わないって
なんでそんな言葉がまず出てきたんやろうか?
学校の友達と話が合わないから?食べ物が嫌いだから?
でも日本って言ってしまうと、日本にある大切な物事まで否定してしまうんではないかなー、って私は思うんだけど。
私はアメリカに来てから、もちろん沢山楽しいこととか、辛いこととかあったし友達ができて楽しい学生生活も送れた。
でも、やっぱり小学校からの友達、高校からの親友とはまた違って、そういう関係が恋しくなって、”アメリカが合う”はずなのに、私の居場所は一体どこにあるんだろうってなったこともある。
でも、日本に帰国して見るとまた逆に、アメリカで大学生活を送っている私と、日本で大学生活を送っている友達達
では、やはり何かがぴったり合わず、話に乗れなかったり。。。
日本に帰国した時も、あれ?私ここで育ったのに何かがハマらないぞ、”居場所がない気がする”ってなったんだよね。
この時の”合わない”は高校の時に体験した”合わない”とはまた違うんだけど
これ共感してくれる人いたら嬉しい。そしてコメントしてほしいw
そして、オーシャンサイドの大学から友達もいないロサンゼルスに引っ越して来てまた新しい生活が始まった二年前
また同じようなことにぶつかったんだよね。
旦那さんと、旦那さんの家族。
もちろん友達もできたけど、旦那さんを通してできた友達が多くて
また一から人付き合いをしないといけなくなって
やっぱり、また”あれ、居場所がないような気がする”にぶつかった。
でも今回は同じアメリカ、全てが新しいわけではなくて
その時に”居場所ってなんなんだろう”って自分なりに考えてみた。
つまり私にとっての居場所って?
そんな中で私が至った結論というのは
住んでいる国が合う、合わない、もちろんあると思うけど
合う場所でも、合わない場所でも自分の居場所というものは見つけられるし、居場所はあるよ!っていうこと
日本に帰国した時、アメリカに来た時、他の人と話が合わなくたって、食べ物や環境が合ったって、合わなくたって
自分と家族や友達との間の関係に、居場所があるって感じれたら、そこが居場所なんではないかなーって思う。
なんだかんだ、人には”合う国”があって、自分も自分にあった国が見つかるものだと思っていた昔の自分がいたけど、居場所って国っていう大きいくくりでみると見えにくいものになってしまうのかもって。
居場所って人と関係を築き上げながら作っていくものなのかもしれないし、私はすでに居場所がずっとあったし今もあるんだけど、ただただ見るところを間違えていたんだなーって思う。
だから、なに?って話
日本、とかアメリカ、とか
もちろん大きいくくりでものを見ることは全体をしれて便利かもしれないし、必要だと思う、”日本が合わない””アメリカが合う”とかを考えることも悪いことだと全く思わない。
でも、私が伝えたいのは大きいくくりでものを見たとき、その中にある小さい物事が見えにくくなっているんだよ、ってこと。
グーグルマップでも街全体を見たら、行きたい場所の周辺の雰囲気とか、街並みがわからないように、もっとズームインしてあげたり、もしくは実際にその場所に行ってあげて、自分で見て確かめてみることが大切だと思う。
私がもう一つ言いたいのは、アメリカ、とか他の国にある一部を見て憧れて
自分の国の悪いところだけを見て、”日本が合わない”って否定をしないでほしいなって思う
たまに海外好き!日本は遅れてる、合わない!みたいな人いるから
少し悲しくなるんだよね。もちろん日本も課題が沢山あるのはたしかだけど。
今回は私の体験を元に、日本とアメリカの国々を使って話したけれど
これって何にでも当てはまると思うんだよね
英語嫌い
っていうんじゃなくて
なんで嫌いなんだろう、あ、文法が難しくないからそう思わされるんだ!
とか
大きい枠組みで物事をみると、その中にある小さなものを見失うことがあるから少しでも自分自身の為に時間を作って考えてあげるのも大切なんじゃないかなーと思います!
長くなったけど、ここまで目を通してくれた人感謝感激。
もし読んだよって言ってくれたらちゃんとお礼のコメントを書きます!
今日ぼーっとしている時に、自分が考えてることや、苛立ってることとかに対して”なんでなんだろう”って聞いて見てあげれたら私も嬉しいし、私もやろうと思います!
ではでは、またね;)
YouTubeでも話しました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?