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「おとなだから」って言い訳をしない #5

18才の夏の暑い日に「一生おとなになんてならない!」って下校中、坂を自転車でくだりながら友達に誓ったことがあった。笑
「おとな」って年齢以外にどうなれたら、大人なんだろう??
私は成人女性であるが、子供の頃と変わらず今でもトムとジェリーを観るのが好きだし、注射と雷は大嫌い。

一方で18才の私の目には大人は、何か諦めていたり、何か我慢をしてるように見えた。
だから、いつまでも自分の心に素直で居たくて
「おとなになんてならない」と宣言した。

大人の年齢になってわかること

世間一般的に言われる「おとな」の年齢になってわかることは、大人はたくさんの責任があり、守るべきものが多い。そして謎のプライドも高くなる。だから、勢いを持って飛び込めないことがあって、諦めたり我慢しなきゃいけない現実があることは痛いほどよくわかった。

高3で宣言した私も社会に揉まれ、いつからか「もう大人だから」と心に言い訳をして、気付けば自分の心に素直に従わないことが増えた…。
でもこの言葉は楽な分虚しい言い訳だった。
誰しも1年に1つ年を重ねるのに、逆らえないものを言い訳にするってすごく悲しい。

自分の気持ちからは自分だけが逃れられない

私はドラマや映画鑑賞が大好き。
何故好きか?理由はたくさんあるけれど、
自分の言語化できなかった気持ちを、台詞が代弁してくれて、気付かせてくれるって理由が大きい。

気持ちを言葉にするって本当に難しくて、相手に伝えられないことに苦しむことがあるのに、ドラマの中の人物は、すごく綺麗な言葉でまとめて、私に訴えかけてくることがある。
「あなたの気持ちってこういうことでしょ?」って。時々感激する。

そして映像の醍醐味は、言葉に演技が加わり、脚本家の意図に加えてその役者さんの解釈も反映されてること。

そんな訳で、私はドラマを観るときは、必ず字幕をつけて観ます。笑 一語一句聴き逃したくなくて…。

話は少し逸れたけど、ある警察ドラマでの台詞。
「結局、自分の気持ちからは自分だけが逃れられない。」この台詞が本当に好き。

表面上どれだけ取り繕って、本心を他人に隠しても、自分の気持ちからは自分だけが逃れられないし、逆を言えば、自分の気持ちに正直になれるのも自分しかいないんですよね。深い。

ほんのちょっとの勇気で世界が変わった

私が年齢を理由に諦めてたことの一つに
「Kpopダンスを始めたい」があった。
Kpop好きはBoAから始まり、KARA、少女時代ときて、今ではIZ*ONEやTWICEなどが好き。

学生の頃からよくアイドルのダンスは完コピして覚えたりしてたし、ダンスも習っていた。

でもまた大人になってやりたかった。
なんなら大学生の時もやりたかったけど、Kpopというジャンルがなくて諦めていた。

そんなある日、旅行中のギリシャでインスタを見ていたらKpopクラスがあるダンス教室の広告が流れてきて、スクショをした。

それから入会まで2年も要した。
ずっと頭の片隅にやりたいと思っていたけど、言い訳に言い訳を重ね、「生まれ変わったらやりたい!」とまで口にしていた。笑
そう口にしながらも、本当はやりたいのに諦めていいのかと葛藤がずっとあった。

しかしついにある日、なんとなく後悔する気がして、葛藤に打ち勝ち、勇気を振り絞って、体験に行き、その勢いで入会をした。
(今でも、よく友達も誰もいないのに、入会したなと思う。笑)

それからは細々と1人通っていた。
友達が居なくても、上手に出来なくてもそれでも好きなグループの曲で踊るのは本当に楽しかった。

そして、コツコツ通いながら家で練習をするうちに、中高の時に苦手だったステップが上手に出来る様になった…!
さらには、毎週通ってるから先生にも覚えてもらえて、顔を合わせているうちに少しずつおしゃべりする友達が出来た。

友達0人から始めた趣味だったけど、今では毎月ダンスの目標があり、年齢問わず好きなKpopグループの話で毎回レッスン前に盛り上がったり、何時間もKpopについて話せる友達ができた…!

大袈裟と思われるかもしれないけど、正直人生が変わった。前よりも格段に毎日が楽しくなった。

勝手に年齢に縛られてた私

入会までに2年も要したのは、大人だから〜とか、もういい年だから〜とか、やらない理由を探し続けていたから。

やらない理由は、年齢や立場、誰かの物差しで測れてしまう事柄だった。
勇気を振り絞って行動を起こした私が思うのは、そんなこと気にしてるのは、他人ではなくて、
他でもない自分だった。

いくつになっても今この瞬間が1番若い

自分がほんの少し勇気を出した結果、今のこの楽しい日常があると思うと、自分の心に素直になって、勇気を出して一歩踏み出してよかった〜って過去の自分に感謝する。

だから、私はこれからも、年齢を言い訳にやりたいことは諦めない!

いくつになっても今が1番若いんだから、これからも着たい服を着るし、やりたいことにチャレンジする!遅すぎることなんて一つもない!

おわりに

どうなれたら「おとな」なのかは、
やっぱりわからない。
でも私はやりたいことはやりたいし、
好きなものは好き、大好き!心に素直でいたい。

やらない理由なんて見つけようと思えばいくらでもあるけれど、責任や守るべきものがあるが故に、やらない理由や出来ない理由があるのならば、それらの理由と向き合って、その中で出来る方法を見つけ出したらいいのだ!

未来の自分から見たら、今の自分は若いのだ!
若くいるのも、老けるのも自分次第。





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