ふと、ウクライナの自然が気になる
せっかく現代はインターネットがあるのだから、どこかでシェアされるあやしげな情報戦に巻き込まれるのではなく、そこにある自然や、人々の暮らしに自分から触れたい。
カタツムリ関係で、ウクライナ北部の写真家、ヴャチェスラフ・ミシチェンコさん。
ネット上でよくシェアされたので、リンク先のファンタジックな写真には見覚えのある人もいるんじゃないだろうか。
あまりに幻想的過ぎて、作り物感がしてしまうくらい。
検索サイトで「ウクライナ 自然」と検索するだけでも、素敵なところがたくさんあって、行ってみたくてたまらなくなる。
ウクライナのこうした幻想的な風景は、ミシチェンコさんの写真に通じるものがあるように思えた。
ウクライナで絶滅が心配される生物が紹介されているページがあって、そのうちの1つもカタツムリだった。
https://therevelator.org/endangered-species-ukraine/ (英語)
ちなみに、ウクライナは食用カタツムリの養殖が盛んらしい。
年間30万トンも輸出している国なんだって。
ウクライナのカタツムリを調べようとすると、そんな情報ばかり見つかってしまう…。
カタツムリとは関係ないけれど、ユニセフのサイトで、ウクライナ東部の15歳の少年がまちの空気をきれいにするために、ミミズの力を借りて落ち葉で堆肥を作る活動をしているという2019年の記事を見た。
2022年の今、彼は18歳か。
ウクライナの人々にも、私たちと同じ日常がある。
もちろん、ロシアの人々にも。
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ケニアのマーティン・キマニ国連大使の、国連安全保障理事会での、ロシアの軍事侵攻を静かに強く批判するスピーチを聞いた。
安保理の他の国々への批判も含みながら。
ケニアを含むアフリカ諸国は、かつて圧倒的な軍事力で侵略され、植民地支配され、人間扱いされず、国境線は勝手に引かれた。
ケニアもきれいごとを言える立場ではないという批判があるというが、加害だけ、被害だけの国なんてあるのだろうか。もちろん日本も。
ウクライナに限らず、どんな政治対立、軍事対立があっても、その土地の自然、そこに暮らす人々の視点は、いつも根っこに持っておきたい。
最後に、ヴャチェスラフ・ミシチェンコさんの最新のFacebook記事を貼っておく。更新が続くことを願っている。
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