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『季刊 小さな脱線』創刊しました

イベント『詩の居場所』にあわせて、小さな脱線研究所発の季刊誌『小さな脱線』を創刊しました。
いわゆるリトルプレスってやつですね。

雑誌としてのテーマは「自然とともに、子どもとともに、ありたいように」特に創刊号では「居場所」をテーマにしています。

以下、いくつか自画自賛させていただきます。あらかじめご了承ください!

1.表紙 

表紙画を提供してくれたのは、糸島でバリスタ兼線描画家として活動している、浦川洸一郞さん。創刊号のテーマ「居場所」に合わせて描いてくださいました。


派手すぎず、可愛すぎず、でもかわいくて、趣があって、テーマも合って、イメージばっちりの表紙で本当に素敵です。 

2.ざっそうフォトエッセイ 

今回は、ヒメツルソバという、よく道ばたに生えている植物についてのエッセイです。金平糖みたいな花を見たことのある方は多いのではないでしょうか。 

3.ひとみしりインタビュー 

私は人見知りです。
だから、取材やインタビューはむやみに緊張します。

それでも、人の話を聞くのは好きなので、そんな緊張の過程も含めて書いたら、どんなふうになるだろう? と思って書いたのがこのインタビューエッセイ(そんなジャンルあるの?)です。

基本的に、私は人の子ども時代に関心があります。
子ども時代の話を伺うと、なんだかその人のその人たるゆえんのようなものを感じられるからです。実際、夏野雨さんの子ども時代は、実際とても興味深いお話で、その後もぼんやり余韻が残るインタビューでした。 

4.コウモリの着る服 

こちらは、私が以前、ポエトリーリーディングのイベント向けに書いた詩です。コウモリがもしも服を着るなら……と想像をふくらませました。 

5.抱っこ紐でぼんやり歩けるという幸せ 

「男らしさ」の少ない自分が男性であるということに微妙な違和感を持ちつつも、やがて結婚し、新しい家族ができて、変化する気持ちを書いています。
ファンファン福岡というWEBコラムに掲載したエッセイを改題したものです。 

6.うさぎ先生の保育士ノート 

こちらは研究所メンバーでもある「うさぎ先生」という保育士さんに寄稿していただきました。
うさぎ先生はブログもされていますが、こちらでは、ブログとはまた違う雰囲気で、居場所にまつわることを書いていただきました。 

7.絵本の思い出教えてください! 

こちらは、声優の野島健児さんに、幼い頃の絵本の思い出についてうかがった内容です。
野島健児さん……って言っても、まぁ、何を隠そう私の兄なのですが。
この記事は、タイトルそのまま、子どもの頃の絵本の思い出について兄に答えてもらいました。

8.一度きりの出会い 

こちらは、私が札幌に住み始めたころに経験した、ある一人の子どもとの偶然の出会いについて書きました。
今も心に残ってしまっている印象的な出会いで、でも、そのただ一度きりの出会いです。
公益財団法人の機関誌に提供したエッセイの、一部改変バージョンです。 

9.こうもりあそびば三十一文字

こうもりあそびばで感じた、気づいたことを、三十一文字で表してみようという試みです。 

10.星の糸(前編)

一人きりで大きなお屋敷に住み、星の光から糸を紡ぎ出す、ケッケという男の子の話。
王様ジャングルという声優イベントで使用した朗読劇用の脚本を、物語用に改題・改変したものです。 

11.矢印 

研究所メンバーで美術作家の、西尾博之の制作と文です。
私にはない表現方法で、居場所にアプローチしてくれています。 

12.写真誌「居たいところ」 

裏表紙はマイマイ計画おなじみの写真詩。
切り取ると、そのままポストカードとして使えます。 

「小さな脱線」という言葉には、勉強だったり、仕事だったり、日常生活のやらなければいけないことから、ちょっと脱線するという意味が込められています。
そんな小さな脱線が、人の心を豊かにするのではないかと思うのです。



私は執筆者であり、ここでは編集者でもあります。
自分の書きたいこと、いろいろな気持ちを、整理できないものも含めて、そのまま詰め込んで表現したいと思っております。

現在のところ、小さな脱線研究所オンラインストアほか、ノドカフェ糸島くらし×ここのきのみで取り扱っております。
(ほかにもアプローチせねば……と思っているところですが、歩みが遅くてすみません)

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『季刊 小さな脱線 2019春』
テーマ「居場所」

制作/発行 小さな脱線研究所
編集/デザイン マイマイ計画

●サイズ
148mm×148mm

●ページ数
36ページ

●定価
800円+税

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マイマイ計画(野島智司)
サポートは、執筆活動の諸費用(取材の費用、冊子『小さな脱線』の制作など)に充てます。少額でも非常にうれしく、助かります。