【ココロ活】自宅が最前列!ゴーグルで体験するVR配信の迫力
目の前に広がるステージと、手を伸ばせば触れそうな距離で繰り広げられるパフォーマンスの数々。
ライブ会場で中央最前列から感じる圧倒的な迫力は、何物にも代えがたいものがある。
もし、その雰囲気を自宅で再現できるとしたら どうだろう。
スマホを専用ゴーグルにセットして観るVR配信は、それを味わうための新しい手段なのだ。
リアルアキバボーイズ(RAB)の初の武道館ライブで、VR配信(VR Mode)の実施が発表された。
これは、RAB武道館ライブ後の通常配信が終わった後に、2週間提供される予定だ。
VR Modeのサイトでは、REAL AKIBA BOYZ「新時代」short.ver マルチアングルVR体験版映像も公開されている。
動きの激しいブレイクダンスは、VR映像の素材として最適なので、ぜひ一度見てみてほしい。
ただし、この映像をスマホだけで観る場合、一眼モードでの視聴となる。
このモードの詳細については、既に記事化済みなので、そちらを参照してくれたら幸いだ。
今回は、このVR映像体験版を使って、二眼モードにチャレンジした結果を紹介する。
そのために、できるだけ安価なVRゴーグルで、かつVR Modeの公式サイトで最安値で販売されていた製品として、ELECOMの「VRG-M02BK」を選んだ。
Amazonで約2,000円で購入でき、筆者にとって馴染みのあるELECOM製であることが選択の理由だ。
製品を開封すると...取扱説明書が入っていなかった。
不思議に思い、箱の側面をよく見ると説明書のダウンロード用QRコードが記載されている。
このような省コスト手法も、安値のためと考えれば納得だろう。
対応スマホサイズは4.8〜7.0インチで、筆者のiPhone 14(6.1インチ)が透明ケースを付けたままでも、蓋を閉じて使用できたのは、正直なところ助かった。
蓋がピッタリはまったので、周囲が明るくても内部に光が入らなかったせいか、映像に集中できるのがいい。
小さなスマホ用対応のためのアダプタも付属しているので、上手く使って出来るだけ周囲の光が入らない様にして使うべきだろう。
実際に使用してみて感じた良い点としては、映像に奥行きが出て、立体感を強く感じられることだ。
一眼モードでスマホを目の前に持って観るよりも、没入感が格段に高いことは間違いない。
まるで目の前に推しがいるような感覚で、まさにライブ会場の最前列にいるかのようだ。
さらに、AirPodsなどのワイヤレスイヤフォンを使うことで、臨場感が一段と増す。
また、大きさ制限はあるが、メガネをかけたままでも使用可能だ。
目幅とピントの調整がダイヤルで行えるため、筆者の場合、軽い近視のせいか、裸眼でも調節すればしっかり見えた。
重量が280gと軽量で、首への負担も思ったより少ないのも良かった。
一方で課題もあった。
画面を明るくすると映像がくっきり見えるが、その分バッテリーの減りが予想よりもかなり早い。
明るくしすぎると目が疲れやすくなるので、この辺は調整が必要だろう。
また、VR Modeはカメラ切替で視点を変更できるのだが、ゴーグルにセットした後では変えられない。
他の視点で見たい場合は一度ゴーグルから外して切り替える必要があり、それが少し手間だ。
より高価な機種では、これを付けたまま操作できるものもあるらしいが、この辺は割り切りが大切かもしれない。
鑑賞時の最大の敵は、iPhone画面とゴーグル内に2枚あるレンズ両面の汚れだ。
拡大されて非常に気になるため、使用前にしっかりと付属のクリーナーで小さなゴミも取り除いておく必要がある。
総合的に見て、VRゴーグルを使用することで、これまでに感じたことがない臨場感が得られ、購入する価値はあった。
これで、RAB武道館のVR配信を、より一層楽しめそうだ。
もちろん、スマホへの充電や目の疲れのためにも、適度な休憩を取る必要はある。
しかし、ダンスライブの最前列での迫力を、期間限定とはいえ自宅で何度も満喫できるのは、とても得がたい体験だ。
そんな新しいエンターテインメントの形を、ぜひ検討してみてほしい。
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