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橋をわたる話
こんにちは。乳がん闘病中のまいです。
東京に戻るべく、まずは本州上陸。
普通は飛行機で行き来するんやけど、早期割引なしの正規料金でチケット買うと3万以上するんで、今回は陸路で帰るん。
というか、東京に住むまで、帰省するときは必ず関西を経由しとったんで、これまでも徳島↔関西は結構頻繁に利用しとりました。
なので、私の中には
「橋をわたらないと帰れない」という概念のが強い。
どこかへ行くとき、
どこかから帰るとき、
必ず橋をわたる。
「橋」は私にとって特別な存在。
よくよく考えると、徳島市内は河が多い。
私の実家も、河がすぐ近く。
河口に近いので満ち引きして潮の香りがする河。
うちから小学校・中学校へ行くときはまず最初に河を渡る。
そして、市内から北へ出るときは吉野川を渡る。
吉野川。四国三郎の異名を持つ暴れ川。
入院してた病院からよぉ見えました(^.^)
河口に近いと川幅も広く、台風の時なんかはかなり増水して水量が増す。
壮大なその姿は徳島県民の誇り。
この河のおかげで、徳島は水不足に陥ることはない。
(隣県の香川県は夏になるとよぅ水不足で断水しとりましたゎ)
高松や神戸に行くとき、徳島市内からやと、まずは吉野川を渡る。
河を渡るときに橋を越える。
橋を越えたら、自分の陣地とは別の土地に行く。
それは何だか、ちょっと特別な気持ち。
大学は北海道、その後仙台に住んでいたので、実家へ帰省するためには飛行機に乗ることは欠かせない。
しかし‼
北海道からも仙台からも、徳島への飛行機の直通便はない‼
必ず関西を経由しないと行き来できん。
そんなときに必ず渡る、二つの吊り橋があるん。
まずは、明石海峡大橋。
世界一の長さを誇る吊り橋。
本州の兵庫県明石市と淡路島をつないどります。
今日はお天気悪かったから、写り悪いけど(^-^;
渡ってる最中のこの眺め。
人間が作った壮大な建造物。
どうやったらこんなに大きな、長い橋を作れるのか。
もう一つは、大鳴門橋。
淡路島の南端と徳島県鳴門市をつなぐ吊り橋。
ここの海峡は「鳴門の渦潮」で有名ね。
ここの潮流に揉まれた鳴門鯛は絶品です。
こうやって、二本の橋を順番にわたりながら、
「あぁ、帰ってきたなぁ」
って実感するんです。
そして、出ていくときも。
また、同じように帰ってこられますように。
行き先には、私のやりたいことが待ってる。
私にとって「橋」は私を「ここ」から「どこか」へ連れていってくれるもの。
「これ」を渡れば故郷へ帰れる。
「これ」を渡ればこの先へ行ける。
橋をわたるのは、私にとって特別なこと。