乳がん術後3ヵ月半の身体の状態
こんばんは。乳がん闘病中のまいです。
今日は備忘録的に、今の自分の身体の状態を記しておこうと思います。
5月14日、右胸全摘出の手術を行ってから、3ヵ月半。
私の身体に出来た傷は、右胸があったところから脇にかけての大きな傷と、術後体液を排出するためにドレーン(管)を挿入していた小さな傷が脇腹に二つ、合計3つの傷があるん。
先週くらいから、ドレーンの傷2個の周りが、触っても痛くなくなってきた!1ヵ月くらい前は、ドレーンの傷のあたりも触ると感覚なくて、痺れててちょっと嫌な感じやったん。
大きな傷の周りはまだ触ると痛くて、お風呂の時に擦るのも痛い。だからテープを貼るのは嫌なんやけど、貼った方がえぇんやろなぁと思って貼り、1週間くらいしたら貼り替えて1,2日は貼らずに、みたいなのを繰り返しとります。
触っても痛くなくなるまで、もう少し時間がかかりそう。
右胸から脇の大きな傷は、ちょっとケロイド(傷口が盛り上がってくるやつ)というか、見た目があんまりきれいじゃない部分もあるん。
これは時間がかかるから、今すぐでじゃなくて、半年後、一年後の状態まで経過観察かな。
東京、暑くて。
私が住んでる寮は建物が古すぎて、屋根からの熱がそのまま最上階の4階にこもるん。
明らかに、1階から階段を昇ってくると、1階ごとに気温が上がっていくのがよく分かる。
夜になっても熱が抜けず、朝も早いうちから廊下が灼熱地獄。
クーラーをつけないと部屋におれんから、ここ2,3週間、クーラーをつけっぱなし。
これがね、傷に響くんですよ。
身体が冷えてくると、傷が痛くなってくるん。痺れてくるような感じ。
傷自体も痛いし、鎖骨周りが違和感を覚える。
痛いからって、何か出来んわけでもないし、痛みはただ耐えるだけ。耐えられないほどの痛みじゃないし。
まだ右腕を使う動きは痛いらしい。
今日は廊下掃除の当番が回ってきとって。クイックルワイパーでごしごししたら、ちょっと傷が痛くなっちゃったよ。ちょっと休んだら大丈夫やったけどね。
これもリハビリの一環かね。
と思いながら、痛くても、やるん。使っていかな、よくならんしね。
ダンスをして身体を動かした後が、一番調子がいい!
身体があったまって、血行が良くなってる時は、前と同じくらいの可動域で身体を動かせてると思うん。
それでも、まだトレーニングでできない動きもある。
身体があったまってない時にやるからやと思うんやけど。
右側のポールドブラ(腕を動かす動き)とアチチュード(足を後ろに上げる動き)はまだきつい。痛い。からやりたくない。
右腕は、左腕ほど動かないなぁという印象。動きが硬い。
右側の脇周り、背中の筋肉も、上手く動かせない。
足を後ろに挙げるポジションは根気よく筋肉使っていかな、すぐ出来んようになるって分かっとるけど、右側はまだ痛くてやりたくない。
ゆっくり、両腕を上に伸ばす動きも、前よりスムーズになったけれど、まだ痛い。かなり痛みは減ったけれども、それでも、動かしてる時に痛いなぁと感じるから、進んでやりたくは、ない。
ここ1ヵ月、ダンスのトレーニングとしては体幹を良く動かすものを選んできたん。
筋肉を使うもの、というより、身体全体をよく使って、血行が良くなるように。
ダンスの動きには、緊張を上手く使うものと、弛緩を上手く使うものがあって。緊張を使うものの方は、継続して筋トレしてないとできなくなる。それもあって右腕の動きが硬い。これは使っていかな、前のようには動かんの。
でも。
弛緩を上手く使う方は、身体の各部位の連動を促すから。
身体の動きに伴った自然な腕の動きなんかは、前より良くなってると、自分では思う。力が抜けた状態で、大きな軌道を描けたり、滞空時間が長くなったり、表現に幅が出てるように、思う。
日常生活では。
実は、モノを書く動きが、結構地味につらい。
字を書く動きって、意外と胸のあたりの筋肉、使ってたんね(^^;;
右腕で重いもの持ったり、重い扉を開けるのも、まだつらい。
扉を開ける時は身構えて、身体全体で押し開けるようにしている。
人ごみを歩く時は、絶対ないと分かっていても、右側に人がぶつかったらどうしようっていう不安がさっと頭の中をよぎる。
身構えながら、いつも、歩くん。
薬を飲むのは、習慣化されてきたん。毎朝1錠。
副作用のホットフラッシュが嫌な感じではあるけれど。
たまに不正出血が見られる。今まで2回ほど。生理は完全に止まっている。10年はお目にかかることがないでしょう。
関節痛とかはすぐ出てこない場合もあるらしいから、一応そういう可能性があることを頭に片隅に置いておこう。
気持ちの方は。
いろんな経験を経て、前向きに乳がんに向き合おうとしとります。
たまに涙ぐむこともあるけれど。
なんかよう分からんけど、悲しくなって。
それでも。
概ね元気に、日々を過ごせております。
安倍首相の退陣を思えば。
耐えられんほどの身体の不調があるわけでもなしに。
命の危機があるわけでもなしに。
今を楽しんで生きることができる身体があるというだけで、ありがたいのでしょうね。
私は安倍政権も与党も支持してたわけではありませんけど。
政治家として、道半ばで辞任を選ばざるを得なかった安倍首相の無念はいかばかりかとご推察申し上げます。
一日も早いご快癒をお祈り申し上げます。
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