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切れ痔になりました。私は元気です。

こんばんは。年の瀬です。2021年はあっという間に過ぎました。
1年半ぶりに帰省しとります。
乳がんの手術のために徳島に帰って来てから、1年半。その時以来の地元、徳島。
しばらくnoteから遠ざかっとりましたが、何となく、やっぱり今の状況を記録しとくことって意味あるんやろなと思って、ちゃんと文字に残しておこうと思いました。

2020年4月に35歳で乳がん発見、5月に右胸全摘出、6月よりホルモン療法を開始し、現在も薬での治療中です。
あっという間に手術から1年半が過ぎ、病院での定期検査でも問題もなく経過しとります。
私は元気に生きてます。

乳がんになって、まぁ、いろいろ考えたんはこれまでの記事を見てほしいのですが、最近困ったことがありまして。


そう。


切れ痔になったんです。
私は薬の副作用かなぁ~と思っとるんですけど、「関係ない」っていうお医者さんと、「関係ある」っていうお医者さんがおるんですよねぇ。


薬の服用を始めて半年、去年の秋ごろからでした。
な~んか、便が硬くなってきたなぁ・・・って。
そもそも、結構便秘がちやったんで、1,2日に一度って時期もあったんやけど、東京で暮らし始めてから毎日ちゃんと出るようになっとったんですね。
野菜をたくさん食べる生活になったからか、朝余裕がある生活になったからか。理由は定かではないんやけど。
家で生活しとる時には生活リズムが狂うこともなく、毎日ちゃんとお通じありました。
たまに旅行とかに行くと、出なくなるんやけど、それでも便が硬くなるってことはなかった。

服用始めて1年目くらいの頃やろか。
たまに、トイレで、拭いたトイレットペーパーに鮮血がついてることがありました。

乳がんのホルモン療法、薬の副作用で「不正出血」って言うんがあるから、トイレの時とか時々、大丈夫かなぁって気にはしとったんです。
でも、どうも、不正出血ではない。
お尻、から、、、みたい。

切れてるんかなぁ?
でも一時的やし、とりあえず大丈夫かなぁ。


そう思ってしばらく経った頃。
用を足す時に痛みを感じて、その上鮮血も。。。
ってこれはそろそろやばいよな!?
ということで、内科・肛門科に行きました。


一応、エコーも撮って大腸がんとかでないことを確認し。
めでたく、「切れ痔」の診断を受けました。


内科・肛門科の先生が結構いい感じの人で、
まずやらねばならないことは、

①水分を摂れ!
②朝、トイレに行く時間を取れ!

の2点。
でもそれだけじゃなかなかよくならんから、「酸化マグネシウム」を処方してもらったん。
便を柔らかくするんやって。
とりあえず、夜、2錠。
それで足りんかったら量を増やしましょうということで、1か月分薬もらって帰ってきました。


そこから半年、、、
どうも秋ぐらいになってから、また出血がみられるようになったんで、再度内科・肛門科で相談。
寒くなってくると水分を摂る量が減るから、便が硬くなりがちだそうな。
酸化マグネシウムを3錠に増やしてもらいましたん。


今、ホルモン療法の薬は半年に一度、主治医の先生がおる大病院でもらってて、それ以外は近所の乳腺外科で処方してもらっとる。
切れ痔の話をして、近所の乳腺外科の先生は、「薬とは関係ないと思うんやけどなぁ」と言っとったけど、大病院の主治医の先生は「あぁ、やっぱり、なりました?」って言よった。
どっちが正しいか分からんけど。
薬の副作用、って思っとった方が、気が楽。
それなら、薬の服用を止めれば、切れ痔も治って、酸化マグネシウムの服用も止められるから。
9年後の話やけど、それでもこの先一生、参加マグネシウムを毎晩服用せなあかんのかって思うと、ちょっと気が滅入る。
別に害もないし、他の薬を併用もできる薬やけど、薬を飲んでるってこと自体が気が滅入るから。
飲まんようになるんが、一番。


というわけで、切れ痔になりましたが、私は元気に生きとります。
乳がんになったことでいろんなことを考えたし、これからの人生への影響(いい影響も、悪い影響も)あったし、良かったとか悪かったとかは今の時点では判断できません。


それでも、1年半前は絶望した気持ちやったけど。
未だに右胸に斜めに走るまっすぐな傷跡を直視するんはためらわれるけど。
普通に生活しとる時には自分が病気やってことを忘れられるくらい、普通に生きとります。
身体が悪くて活動に制限があるわけでもないし、普通に仕事することもできるし。
それでも、それでも。
何もかも病気の前と同じわけにはいかんくて。
選択肢が狭まっていることもある。

手術から時間が経ったからこそ、少しずつ、話せることもあるかもしれん。
乳がんは、どの年代の人も罹患する可能性がある病気やって知ったから。
私の後に病気になる人が少しでも希望を持って治療に臨めるように。
私は私にあったことを記録しとこうと思うんです。


2022年も皆様にとって良き年となりますように。

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