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乳がん術後半年の定期検診 ~総合病院って、嫌い~
こんにちは。乳がん闘病中のまいです。
正確には、11月半ばに右胸全摘手術からちょうど半年が過ぎました。
そのタイミングで、転院後の東京の病院での定期検診を受けました。
定期検診の内容としては、
・血液検査(腫瘍マーカーと言って、他部位に悪性腫瘍が転移して発現していないかを測る、一番簡易的な方法)
・超音波検査
・問診
以上、3つしかないんですけど、
さすが総合病院。
3時間かかりましたね~、待ち時間から会計、薬をもらうまでに。
担当の先生の診察は15時~15時半の間。
それまでに血液検査と超音波を済ませておかなあかんかったんで、13時半くらいに来院。
2度目の病院、ほんまに総合病院は広くて、どこに何があるか分からんから嫌になるわぁ~~~~(>_<)
受付のお姉さんに聞いて、「中央採血室」というところに行って再度受付。
30分待ちですって。
一度に6,7人、採血できるような広い部屋で順番を待つ。
こういうところにおると、自分が工場の生産ラインに乗せられる部品のような心持ちになってくる。
順番が来るまで待って。
順番が来るとあっさり終わる。
ほんまに、こういう総合病院で一人で待ってるんて、孤独で寂しいん。
やっと名前を呼ばれたら、採血自体はあっという間。
もともと、献血愛好家なので、採血はお茶のこさいさい。血を抜かれる過程をばっちり凝視してました。
採血終わって、乳がんセンターへ移動。
超音波はここの奥の部屋で行われるらしい。
14時半からの予定、ちょっと早く着いたんやけど、他にも患者さんがおるけん、やっぱり待たされるわなぁ。
待たされて、やっと名前を呼ばれて超音波の部屋に入りました。
いやぁ~~~~。
正直な。
超音波、大っ嫌いなんよ。
お腹とか、背中とかやったらそんなに嫌じゃないんかもしれんけど。
胸とかさ、敏感な部分やん?ぐりぐり機械を押し付けられる感覚。そんなに圧迫されるわけじゃないけど、気持ち悪い。
その上、「悪いところ」を探すわけ。
何度も行ったり来たりして、止まった瞬間に、
「え、なんか悪いとこ、あったん!?」
ってめっちゃ不安になる。
心理的に不安。精神切り刻まれる。
まだどれだけ腫瘍が広がってるか分からない時期の超音波検査は30分くらいかかって(体感時間は)、途中、不安で泣けてきたもんな。
やってもらっとる間、ずっと身体が緊張して強張るし。
ほんまにストレスフル。
今回は、残ってる左側の乳房のみの検査やったん。
摘出後の右側はまだかすかに痺れとるんで、こっちは絶対やってほしくなかった。さわってほしくない。
摘出後の方は、違和感とか感じるようやったら検査してくれるらしい。
摘出しとるんやから、危険性は本来ないってことなんよね。
まぁ、ゼロじゃないけど。
超音波後、15時半過ぎにやっと呼ばれて診察室へ。
2ヶ月ぶりに担当の先生に会い、
血液検査の結果を待ってる間に、半年後の予約を。(半年後とか、全然予定たたんし。知らんよ~、空いとるかなぁ、その時期)
軽く、傷口も見てもらいました。
特に問題は、なさそう。
傷口の上に貼るテープのことについて、いろいろ言われた。
ジグザグに貼らんでも、ピーっと横一文字で良かったんやって。
まぁ、今更なんですけど。すでに傷口、出来あがってるんで。
超音波の結果、左胸、特に異常なし。
血液検査の結果も、異常なし。
それで、次回の予約をして、あっさり終了。
あれれ、次回、遺伝子検査するか、聞きますねって言われとったんやけど、聞かれんかったなぁ。
まぁ、今、特にやろうと思ってなかったし。えぇかな。問題なし。
その後、会計と薬の窓口に並んで、全部終わったんが16時半くらい。
午後、いっぱいはかかりますわなぁ。
毎日、朝1錠の薬を飲み続け、
生理は来ない。
薬の副作用を若干感じながら、過ごす毎日。
乳がんだからと言って、体調が悪くなることは、ない。
手術後、体力が落ちた、くらいのもんかな。
それでもはっきりと私の右胸には傷痕が残り、
左右の胸のバランスは悪い。
冬が近づき、気温が下がると、傷口が疼く。
今日もじくじく、痛む。
かばって、右肩があがると肩こりがひどくなる。
そういうことも、普段の生活の中では忘れそうなくらい。
でも。
着替える時。
お風呂に入る時。
鏡の中に写る自分の姿を見て。
まぎれもなく、自分に起きた出来事なのだ、と。
私は、病気なんだ、と。
どこも悪くないのに。
やりきれない想いを払拭するために。
日々のやるべきことに目を向ける。
そうすれば忘れていられる。
毎日、生きていける。
そうやって、いつか。
乳がんは私の生活の、身体の一部になる。
きっと。