【生きてるだけで偉い】

最近このワードをよく目にする。
励ましの言葉なのは凄く分かる。
とにかく肯定されたい時は
きっとこんな言葉で救われる事もあるのかもしれない。

でも私は納得がいかない。
「生きてる事が大前提の話」なのに
「生きてるだけで偉い」なんて言われたら
その他は無価値な気もしてくるし
そんなので褒められても
自分は褒められるような事や
納得出来る頑張りをしていないのに
褒められるというのは素直に受け取れないのだ。
どうしても薄っぺらい言葉に感じてしまう。
だけど、そういう事を言うと捻くれているとも思われるんだろうなと思って口にはしないけど。

頭では分かってる。
そもそもきっと薄っぺらい言葉ではあるんだと思う。
人の感情を落ち着かせるための
考えすぎの人の為の＂やさしい言葉＂
だという事も。

「何か実績が無いと褒められない」と
根付いてるからなんだと思う。

だから自分で頑張れていないなと
感じている時は
自分はなんて価値のない人間なんだろうと
思う時がある。
だからと言って他人に対して
あいつは無価値だなと思う事は無く
自分に対して限定で思ってしまう。

かと思えば、いやまだまだ自分は頑張れる
きっとまだまだこんなんじゃない。
ポテンシャルはあるはずだと思ったりもする。

その狭間で理想と現実がぶつかって
何とも言えない感情になったりもする。

諦めたくない。
いろいろと。