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海外MBAと仕事と育児、どうやってワンオペで乗り切ったか

あと2週間で、1年8ヶ月頑張った大学院での授業が終わる。
まだFinal ProjectとFinal Examが残っているのに、2週間後の世界が眩しすぎて、楽しみすぎて、ワクワクしてきた。

そして、大変だったけど、やればできたよ!と言うことを備忘録的に残しておきたくて、noteに書いておくことにした。

思い返せば、当時9歳(小学4年生)の息子を連れて、二人で2022年8月にバンクーバーに来て、そこからずっと走り続けてきた(日本にいたときも走り続けていたけど)。

2022年3月末に独立し、マーケティング・PR支援の仕事を始めて、6月に法人を日本で設立。8月にカナダに渡航し、9月に大学院に入学して、子どもも現地の小学校に通い始めた。

最初の関門は、子どもの迎えに間に合うように、午前中の授業を中心に履修計画を立てることだった。必修科目のいくつかは、夕方開講のクラスだったので、9時開始 or 13時開始の授業を中心に履修。1コマ3時間 × 1セメスターに3クラス履修していたので、それで週3日の午前 or 午後は埋まる。プラス課題やグループプロジェクトがあるので、週3.5-4日くらいは勉強に費やすことになる。午後の授業がある日は、息子に歩いて一人で帰宅してもらった。

そして、土日も含め残りの3.5日くらいを仕事に充てていた。土曜日は息子が補習校に通っていたので、朝9時から午後3時まで、近くのカフェで仕事か勉強。平日は午後3時に息子を学校に迎えに行って、一緒に帰宅した後は、宿題をみたりおしゃべりしたり、コミュニティセンターの習い事に送迎したりしていた。そして、夕方以降に日本とのミーティングや面談に対応。

息子には、私が朝から夜まで仕事と勉強をして、子どもの世話もしているので、過労死を心配されてた。現地校の先生にも、まいは働きすぎで忙しいって息子が言うくらい、わりと本気で心配してくれていた。ただ、私としては、自分の自由時間は少ない代わりに、自然豊かな環境でよく歩き、ちゃんと毎日7-8時間寝ていたので、風邪もあまりひかず、日本にいたときよりも健康だった。

ずーっとこの生活だと、息切れして大変すぎるので、2023年6-7月の夏学期は履修せず休みを取った。5月〜8月の4ヶ月間、仕事と子育てにフォーカスできたのはとても楽しかったし、リフレッシュできた。子どもの夏休みには、一時帰国したり旅行も楽しめた。当たり前だけど、これくらいのバランスがちょうどいいと思った。

夏休みにしっかり休めたことで、秋からふたたび頑張れた。2度目の秋セメスターで、単位をほぼ取り終えたので、今学期は、最後の1クラスだけの履修となった。勉強に充てる時間が減らせたので、仕事を増やし、娘も1月にバンクーバーにやってきたので、子育ての時間を増やすこともできた。

それでも今セメスター、授業のある火曜日は、怒涛のスケジュールだった。朝9時に子どもたちを学校に送って午前中に仕事 or 勉強をして、13時〜16時に授業、急いで帰宅して子どもたちにご飯を出して(準備は午前中にしておく)、17時前後からミーティング。隔週で22時〜23時の定例ミーティングもあるので、朝9時から23時まで勉強と仕事と家事育児を行うスケジュールになった。日本の仕事を行うと、どうしても時差があるので、夜のミーティングが増える。このリズムに慣れるのに3ヶ月くらいかかった。

来月からは、勉強に充てていた時間が減るので、仕事と子育てをもう少し無理なく行えるはず。読書したり運動したり旅行したり、ゆったりできる時間を意図的に作りたいな。

ここまで書いて、ワンオペでの勉強と仕事と子育ての両立はちょっと大変すぎたなと思ったけれど、本当に無理だったら、仕事を減らすなど調整できる部分はあった。とりあえずチャレンジしてみて、どうしても無理そうだったら、減らせるところから減らす方法もあると思う。私が夏学期に休みを取ったように、条件を満たせば、休学することもできるので。

あと、国内での通学だったら履修の数を調整できるので、勉強と仕事と子育てをまだ両立しやすいと思う。ただ、海外留学の場合は、学生ビザのステータスをキープするために、最低限履修しないといけない授業数が決まっているので、勉強部分を減らして調整しづらいのが難しいところ。

ときどき受けるママの友人・知人からの子連れ海外留学相談に、上記を踏まえてなんてアドバイスしたらいいか、今でも難しいなと感じている。それぞれ状況や快適な生活スタイルが異なるのでとても難しい。可能だったら渡航前に家族で話しあって、できれば夫婦&子ども一緒に来られたら、私が経験したこの大変さはかなり軽減されるんじゃないかと思う。ワンオペで全部やるのが、結構大変だったから。

それでも、家族一緒に来られなかったとしても、自分一人の力で子どもを守らないといけなかったとしても、チャンスがあれば、海外留学を子どもと一緒にするのはとてもいい経験だと思う。この大変さを分かっていても、2年前に戻れたら、私はもう一度同じ選択をすると思うから。

何度か書いたけど、大学院やさまざまなコミュニティで出会った友人はかけがえのない存在だし、これまでにたくさん助けてもらった。苦労してでも得る価値のある経験を子どもと一緒にできたことをとても嬉しく思っている。

2週間後に笑顔でFinal Examを終えられるよう、仕事と育児と両立しながら、しっかり勉強に取り組んでいきたい。


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