アベノミクス異次元緩和④イールド・カーブコントロール YCCとは
イールドカーブとはグラフの曲線のことである。
この図から。
横軸は国債の満期の期日
1年物から40年物まで 縦軸は金利で満期まで保有した場合の利息
これを線で結んだものがイールドカーブ。
これを安倍黒田コンビは市場に任せずに日銀の力でコントロールしようとしたので
イールドカーブ・コントロール
YCC
異次元緩和の不発に伴い短期はマイナス金利に、長期は低利に。長期金利は本来は市場コントロールしにくいものとされますが安倍政権は史上に類を見ない力技で低利で日銀が買いまくることで低く抑えつけた。
異次元の低金利でインフレにしようとしたわけである。
問題が起きた。
金融機関の収益の悪化である。金融機関は長期国債投資で利益を出す体質になっていたため、図を見て頂きたい、長期投資しても利益が出ない。
※金融危機の火種
銀行が潰れても他人事と思うかも知れないが国民の資産も危機で吹き飛ぶのである。国民の預金が国債になり当座預金に変わっている。潰れたら銀行もろとも預金もスッテンテンとなる。
ということで長期債の金利は空けないと金融機関が持たないし ということで長期金利をあげようとなっている。
※但しこれは今後の借換債や新発国債の利子がつられて年々高くなるということなので利息の支払いつまり税負担の増加となる。
金利を低く押さえつけると金融危機で、高くすると税負担の増加。
日本の進退は安倍8年で窮まったのでしょうか?
またコントロールなどと言ってられるのかという疑問
米国債の金利が上がると日本国債も上げないと買う人がいなくなるないしは買った人に損をさせることになるので金利は上がることでしょう
ではまた
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