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海外ビジネス成功の鍵!海外ビジネスコンサルタントが教える「現地視察完全ガイド」
① はじめに
近年、グローバル化の波はますます加速しており、日本国内の市場だけにとどまらず、海外へビジネス展開を視野に入れる企業が増えています。海外市場には、国内市場では得られない大きな可能性が広がっており、新たな顧客層の開拓、売上・利益の拡大、そして企業としての成長を大きく後押しする力を持っています。
しかしながら、海外ビジネスへの進出は、大きなチャンスと同時に、様々なリスクも伴います。文化、商習慣、法制度、言語、そして市場環境など、日本国内とは大きく異なる環境下でビジネスを展開していくためには、周到な準備と情報収集が不可欠です。市場調査、競合分析、法務調査など、様々な準備段階の中でも、特に重要なのが「現地視察」です。
インターネットや書籍、あるいはオンラインの情報だけでは、現地のリアルな状況を完全に把握することは困難です。机上の空論でビジネスプランを練り上げるだけでは、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性もあります。実際に現地を訪れ、自分の目で見て、肌で感じ、現地の関係者と直接対話することでしか得られない情報や経験は、海外ビジネスの成功を大きく左右すると言っても過言ではありません。
例えば、現地の消費者の生の声、競合企業の活気、街の雰囲気、そしてビジネスを取り巻く空気感など、オンラインの情報だけでは決して伝わってこない重要な要素が数多く存在します。これらの情報を事前に把握しておくことで、ビジネス戦略の精度を高め、リスクを最小限に抑えることができるのです。
この記事では、海外ビジネス進出における現地視察の重要性を改めて強調するとともに、時間、労力、そしてコストを大幅に削減しながら、最大限の成果を得られる効率的な視察方法を具体的にご紹介いたします。この記事をお読みいただくことで、
現地視察の目的を明確にし、効果的な計画を立てられるようになる
無駄な時間や労力を省き、効率的に情報収集ができるようになる
視察にかかるコストを削減し、費用対効果の高い視察を実現できるようになる
海外ビジネス進出におけるリスクを軽減し、成功の可能性を高められるようになる
といったメリットを得ていただけると確信しております。海外進出をご検討中の皆様にとって、この記事が羅針盤となり、成功への道しるべとなることを心より願っております。
ごあいさつ
はじめまして。ベトナムのホーチミンでビジネスコンサルタントをしているMaikoと申します。弊社のチームで、これまで400名以上の日本人や外国人の経営者の方々のベトナムでの事業立ち上げや事業展開をサポートしてまいりました。
この記事をお読みいただきありがとうございます。
私がベトナムビジネスに関わるようになったのは、大学生の頃でした。初めて旅行したベトナムで、同級生の友達がたくさんできたことで、長期休暇ごとにベトナムに遊びにいくようになりました。
当時はベトナムの物価が安かったことから、「ベトナムで仕入れて日本のオンラインショップで販売する」いわゆる物販ビジネスを始めました。ベトナムからの仕入れでは、仲の良かったベトナム人の親友がベトナム側で協力してくれました。当初は、ビジネスというものを全く学ばず、自己流でスタートをしたので、自分自身の未熟さから、商品を購入してくださる日本人との顧客対応、メールでの文字のやりとりで外国語でこちらの意図を正確に伝えることなど、さまざまな苦労しました。
しかし、こちらの意向を伝えると一生懸命にそれに応えようとベストを尽くしてくれる前向きなベトナム人たちの力を感じて、ベトナム市場の可能性を確信しました。
ベトナムのホーチミン市に完全に拠点を移してからは、5年以上になります。これまでに400名以上の経営者の方々のベトナム進出をサポートし、飲食店やサロンなど実店舗事業、日本を拠点にオンラインでのビジネス展開事業の立ち上げやサポート(法律や実務など)、SNSやAIといったデジタルマーケティングをフル活用でのプロモーションからの売上向上などに貢献してきました。
詳しくはこちらから。
https://note.com/maikovietnam/n/nfd6cf3c6f2d6
② なぜ海外進出前に現地視察が必要なのか?
– デジタル情報だけでは見えない真実
海外進出を検討する際、インターネット検索や市場調査レポート、あるいはビジネス関連の書籍や雑誌など、様々な情報源を活用するのは当然のことです。これらの情報は、市場規模や経済指標、法規制の概要など、大枠を掴むためには非常に役立ちます。しかし、それらの情報だけで海外進出の成否を判断するのは、あまりにも危険です。なぜなら、デジタル情報や二次情報だけでは決して捉えられない、現地の「生きた情報」が数多く存在するからです。
例えば、現地の市場の雰囲気、消費者のリアルな声、競合企業の戦略、ビジネス環境特有の慣習や暗黙のルールなどは、実際に現地に足を運んでみなければ理解することが難しいものです。これらの情報は、ビジネスの成功を左右する重要な要素であり、海外進出前に現地視察を行う最大の理由と言えるでしょう。
具体的に、現地視察によって得られるメリットを以下に挙げます。
市場の現状を肌で感じられる:消費者の動向、トレンド、競合の状況などを直接確認できる。
インターネットの情報は過去のデータに基づいている場合が多く、最新のトレンドや消費者の動向を正確に反映していない可能性があります。現地視察では、街の様子、店舗の状況、消費者の行動などを直接観察することで、最新の市場動向を把握することができます。例えば、どのような商品が人気なのか、どのような価格帯が受け入れられているのか、どのような広告が効果的なのかなどを、自分の目で確かめることができます。競合の状況も同様です。競合店舗を訪問することで、品揃え、価格設定、プロモーション戦略などを直接確認し、自社のビジネスに活かすヒントを得られます。
ビジネスパートナーとの関係構築:直接会って話すことで、信頼関係を築きやすくなる。
海外でビジネスを行う上で、現地のビジネスパートナーとの良好な関係構築は非常に重要です。メールや電話でのやり取りだけでは、相手の人間性やビジネスに対する向き合い方や考え方を十分に理解することはできません。直接会って face to face で話すことで、信頼関係を築きやすくなり、円滑なビジネス展開につながります。
潜在的なリスクの発見:法規制、インフラ、文化の違いなど、事前に把握しておくべきリスクを発見できる。
法規制やインフラ状況は、国や地域によって大きく異なります。インターネットの情報だけで判断すると、実際と異なる場合があります。現地視察では、法務事務所や行政機関などを訪問し、最新の情報を確認することができます。また、インフラ状況(交通、物流、通信など)を直接確認することで、ビジネス運営上の潜在的なリスクを事前に把握することができます。文化の違いも重要な要素です。日本とは異なる商習慣やマナーを理解しておかないと、思わぬトラブルに発展する可能性があります。現地の人々と交流することで、文化の違いを肌で感じ、適切な対応策を検討することができます。
ビジネスチャンスの発掘:新たなビジネスモデルや提携先を見つけることができる。
現地視察は、既存のビジネスプランを検証するだけでなく、新たなビジネスチャンスを発掘する絶好の機会でもあります。現地の企業や関係者と交流することで、新しいビジネスモデルや提携先を見つけることができる可能性があります。
社員のモチベーション向上:社員を派遣することで、グローバルな視点を養い、モチベーションを高めることができる。
社員を現地視察に派遣することは、社員のグローバルな視点を養い、モチベーションを高める効果も期待できます。異文化に触れることで、社員の視野が広がり、新たな発想や創造性を生み出すきっかけとなるかもしれません。
逆に、現地視察を怠った場合に起こりうるリスクは、以下のようなものが考えられます。
情報不足による誤った判断: 不十分な情報に基づいてビジネスプランを策定すると、市場ニーズと合致しない商品やサービスを提供してしまう可能性があります。
想定外のコスト発生: 現地の状況を十分に把握していないと、インフラ整備の遅れや法規制の変更などにより、想定外のコストが発生する可能性があります。
ビジネスチャンスの逸失: 現地視察によって得られるはずだった情報や人脈を逃してしまうことで、本来得られたはずのビジネスチャンスを逸失してしまう可能性があります。
このように、現地視察は海外ビジネス進出において非常に重要なプロセスであり、時間、労力、そしてコストをかけてでも行う価値があります。次のセクションでは、この現地視察をより効率的に行うための具体的な方法について詳しく解説していきます。
③ 現地視察を効率化するための10のステップ
時間・労力・コストを節約
ビジネスの現地視察では、いかに「時間・労力・コスト」を節約して最大限に効率化できることが、今後のビジネス展開における成功に繋がってきます。そのために意識したいポイントについて、具体的なステップに分けて、効率的な視察方法を解説します。
明確な目的の設定:何を視察するのか?
視察の目的(例:市場調査、競合調査、パートナー探し、物件探しなど)を具体的に設定し、関係者間で共有します。
目的を明確にすることで、視察内容が絞られ、効率的に行動できます。
詳細な視察計画の作成:いつ、どこで、誰と会うのか?
視察日程、訪問先、面会者、移動手段などを具体的に計画します。
アポイントメントは事前に取り、訪問先との連絡を密にしておきます。
移動時間や休憩時間も考慮した無理のないスケジュールを組みます。
情報収集と事前調査:事前にできることは最大限に
インターネット、書籍、レポートなどを活用し、現地の情報を事前に収集します。
現地の業界情報、競合情報、法規制などを把握しておきます。
現地情報提供サービスの活用:プロの力を借りる
現地のコンサルタント会社や情報提供サービスなどを活用することで、効率的に情報収集やアポイントメント設定を行うことができます。
通訳・翻訳サービスの手配も依頼できます。
視察ルートの最適化:無駄な移動を避ける
訪問先を地理的に近い場所にまとめ、移動時間を短縮します。
公共交通機関やタクシーなどを効率的に活用します。
質問リストの作成:聞きたいことを明確にする
訪問先で聞きたいことを事前にリストアップしておきます。
質問内容を整理しておくことで、短い時間でも効率的に情報を得ることができます。
記録と写真撮影:後で振り返られるように
視察中に得られた情報や気づきをメモや写真で記録します。
名刺交換は必ず行い、後で連絡を取れるようにしておきます。
現地SIMカードの準備:スムーズなコミュニケーションのために
現地で使えるSIMカードを事前に準備しておくと、通信費を節約できます。
インターネット環境も確認しておきます。
通訳・翻訳の準備:言葉の壁を乗り越える
必要に応じて通訳・翻訳を手配します。
ビジネス通訳ができる人材を選ぶことが重要です。
アフターフォロー:関係を維持する
視察後、訪問先にお礼のメールを送り、関係を維持します。
得られた情報を社内で共有し、今後のビジネス戦略に活用します。
④ 現地視察で特に注意すべき点
文化や商習慣の違いを理解する
文化や商習慣の違いによる誤解を防ぐために、事前に現地の文化やマナーについて学習しておきます。
服装、挨拶、名刺交換など、基本的なマナーを守るように心がけます。
⑤ まとめ
効率的な視察で海外ビジネスを成功に導こう
ここまで、海外ビジネス進出における現地視察の重要性と、時間、労力、そしてコストを節約するための効率的な視察方法について詳しく解説してきました。改めて強調したいのは、現地視察は単なる旅行や観光ではなく、海外ビジネスを成功に導くための重要な投資であるということです。
インターネットや情報誌から得られる情報はあくまで二次的なものであり、現地のリアルな状況を完全に把握することはできません。実際に現地に足を運び、自分の目で見て、肌で感じ、現地の関係者と直接対話することでしか得られない情報や経験は、ビジネスの成否を大きく左右します。
この記事でご紹介した10のステップは、効率的な視察を実現するための具体的な方法です。これらのステップを参考に、綿密な計画を立て、準備をしっかりと行うことで、限られた時間と予算の中で最大限の成果を上げることが可能になります。
明確な目的の設定
詳細な視察計画の作成
情報収集と事前調査
現地情報提供サービスの活用
視察ルートの最適化
質問リストの作成
記録と写真撮影
現地SIMカードの準備
通訳・翻訳の準備
アフターフォロー
これらのステップを意識することで、視察の質を高め、ビジネスチャンスを最大限に活かすことができるでしょう。また、現地の文化や商習慣を理解し、尊重することも非常に重要です。事前にしっかりと学習し、現地の人々と良好な関係を築けるように心がけましょう。
海外ビジネスへの進出は、決して簡単な道のりではありません。しかし、綿密な準備と情報収集、そして何よりも現地視察を通して得られる経験は、成功への大きな推進力となります。
次回の海外出張、あるいは海外ビジネス進出の際には、ぜひこの記事でご紹介した内容を参考に、効率的な視察計画を立ててみてください。皆様の海外ビジネスが成功することを心より願っております。
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