宇宙人らしきものを見たことがあるって話、しましたっけ。
あれは確か私が4~5歳の頃。
私の実家は、父方の祖父母宅と同じ敷地内にあり、DOOR to DOOR 徒歩5歩という近さだった。
なので、しょっちゅう上がり込んでは遊んでもらっていたのだが、ある日そのままお泊りすることになった。
その夜それぞれの家には、下記のとおり3人ずつ寝ていた。
・祖父母宅には、祖父・祖母・私
・実家には、父・母・妹
ちなみに、祖父母宅の寝室は2階にあり、階段を昇りきった右手に大きな窓、左手が障子になっていた。障子を開けると寝室で、入り口に近いほうから、祖父・祖母・私の順に川の字フォーメーションで寝た。
私は基本的に寝つきが良く、寝たら途中で起きることもそうそうない。
でもその日はなぜだか途中でフッと目が覚めた。
ぼーっとした頭で入口のほうを見ると、何がどうなっているのか障子の向こうから「車3台くらいで、ハイビームでこっち照らしてますか??」というレベルの眩しい光がブワーーーーーー!!!っと目に入ってきた。
『え?え?…なになに、こわい…』と、私は寝ているおばあちゃんの身体を盾にして隠れながら、目はその光に釘付けだった。
そして、気がつく。
『あ…光の中に、黒い影がある…』と。
しかもその影、人っぽい形。
よく見ると、背の高い影①、①より背丈の小さい影②、私と同じくらいの小さな影③、というサイズ感。
『お父さん、お母さん、妹??』
影の背丈のバランスと、“3人”に当てはまるのが隣の家で寝ているはずの家族だったので、幼心にそう考えた。
でも、息をひそめておろおろしている間も、その明るすぎる光と影は消える気配がない。
動じないものに対して人は圧を感じるもので、私はそのよくわからない目の前の光景から逃げたくて、祖母の背中に隠れて、布団を頭から被って、目を閉じた。
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30年経った今でもこうやってありありと思い出せるのは、衝撃的すぎて、これまでに何回も人に話してきたからだと思う。
私の中で作り話をしているつもりは一切ない。でも現実味も薄い。
本当にあれは何だったのか。
徒歩5歩の距離でもホームシックになった幼い私が見た夢なのか、何なのか。
誰にも答えはわからない。
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これが宇宙人らしきものを見たことがある、私の思い出話でした。
信じるか、信じないかは、あなた次第です。
(一回言ってみたかったやつ)
ありがとうございます(*´∇`*)