日本の若いMTFも問題認識している
女好きのMTFが増えている問題をとりあげてる若いMTFもいます。
この子は偉いなと思いました。顔出しでこの問題を言えてるから。わたしは顔出しで言えませんが、彼女と同じ意見です。
若い世代の自称MTFに女好きが非常に増えているそうです。
わたしがGID学会や性同一性障害とともに生きる会で情報を集めていた12年前ころは、MTFは男好きが60パーセント近く、バイセクシャルが30パーセント、女好きその他は10パーセントくらいというデータが出ていたと思います。これはどこかのクリニックが出した集計だったと思います。 素人の”当事者”がとったアンケートではありませんので、実際ホルモン治療などをする人の割合だと思います。
今は女好きのほうが多いらしいのでわたしもびっくりしてます。
MTFの定義が医療従事者と素人の間で違ってきてしまったのでしょう。
昔はMTFの定義は自認ではなく、医師が書く言葉でした。だからクリニックに通ってる人のことだけでした。当時はまだ女装者はMTFという言葉をしりませんでした。最近は一生クリニックに行くつもりもない女装者が自分もMTFっていうようになってきているから統計が違うのかもしれません。そのため、女好きが増えたのだと思います。こういう人たちはセルフID問題を起こす可能性があります。
もう一つの理由は前回の投稿に書いたようにAGPの人たちが中年くらいになってクリニックに行く人たちが増えたのだと思います。
AGP当事者で医師のAnne Lawrence はAGPの人はたとえ性別適合手術をうけてもレズビアンから愛されずパートナーを見つけることは困難だと言っています。MTFレズビアンを夢見てトランスするのはやめたほうがいいという注意みたいなことが、医療者側か、トランスセクシャル当事者団体の間でされるといいかもしれません。一人で生きていくAGPの方が性別適合手術を受けて女性になっても問題ないと思います。
わたしもレズビアンの経験はないのですが、トランス途中でホルモン治療中の同じMTFの友達とたくさんキスして恋愛感情っぽくなったことがありました。下の関係でエッチは不可能でしたが、あれほど情熱的なキスはその後付き合った男性とのキスより深いものでした。わたしは彼女のトランス開始前の男性の姿を知っているので、その彼のことが好きだったのだと思います。お互い背が高いのでデカ女コンビと呼ばれていました。
その後付き合った男性とは普通の男女の関係です。