Aging naturally

先日、久しぶりに高校時代の友人から連絡があった。

「子供がマレーシアの学校に通うことになって、一緒に引っ越すことになったの！」

シングルマザーの彼女は、いつもとても伸びやかで自由な思考を持っていて。その話を聞いた時も、なんの驚きもなく、むしろ心から自然に思えた。

久しぶりにランチをしようということになって、高校時代からおいしいもの好き繋がりで仲良くなったもう一人の友人と三人で会うことになった。

自然と話は高校時代、大学時代、２０代、３０代のあれやこれや・・・主に過去の恋愛話になり。

熟す前の青くて固い果実のような時から側でお互いを見てきているから、

自分では記憶の彼方に追いやって忘れかけていた(忘れようとしていた…に近い笑)ことまで思い出させてもらい、
　
それらは今思えば全て、

「若かったなぁ…」

の一言に尽きることだらけ。

それは単なるノスタルジーを伴うものではなく、
かと言ってリアルな痛みを伴うものでもなく。

時間というのは、本当に優しく過去からトゲを取り去って、そっと脳の片隅に置いておいてくれるのだなぁと気がついた。

帰り道、ふと思う。

１０代より、２０代より、３０代より、４０代に入った今の自分が一番好きかもしれない。

時間も体力も、若い時に比べたら格段にないけれど。

だから人生が薄まっているかという、そうでもない。

何より、今が一番ラク。

歳をとることは、どんどんラクになっていくことなのかもしれない。

時間も体力も限られているからこそ、自分が本当に大切にしたいものに力を注ぎたいと思える。

not anti-aging, but aging naturally.

歳とともに、自然に、美しく。

それができたら、歳をとるのも悪くはない。