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Xデザイン学校 エスノグラフィ、行動観察編
Xデザイン学校ベーシック土曜日コースの、リフレクション2回目の記録です。今回のタイトルは、「エスノグラフィと行動観察」。
目次
1. トライアンギュレーション
2. エスノグラフィと行動観察
3. 質的調査の大切さ
1.トライアンギュレーション
まず、調査するにあたり、5~6人のインタビューからのインサイトでビジネスモデルを作る人がいるが、それはとても危ないことだ、と教えて頂いた。
最低でも、定性調査・定量調査・統計資料の3つのところからデータを取ること(三角測量)が大切とのこと。このことは、UXリサーチだけではなく、広くビジネスにも応用できる情報だと思いました。様々な観点、視点から物事を検証することの重要性を教えて頂き、勉強になりました。大切なのは分かってはいても、中々そこまで実行できているのだろうか?と自分自身を振り返る機会にもなり、これから仕事をしていくにあたり、気持ちを引き締めて、この教えを大切にしたいと思います。
2.エスノグラフィと行動観察
行動観察とは、調査計画を立てて行うもので、既存のものをブラッシュアップする際に役に立つ。それに対して、エスノグラフィとは、フィールドワークであり、予測しないことが起きるが、新規コンセプト作りに役に立つ。私は、外で行うエスノグラフィと、室内で行う行動観察、というボンヤリしたイメージを持っていたが、それは違っていて、実は大きなエスノグラフィの枠の中に行動観察が存在している、という図を拝見し、それまでの見方が変わりました。とても勉強になりました。
3.質的調査の大切さ
質的調査の大切さの一つとして、加工されていない一次情報の大切さを、繰り返し教えていただきました。例として、映画「アバター」を取り上げて、ある団体の中に実際に参加し、その場の価値観を理解し、自分事化すること。それが重要とのことを、拝聴しました。
このお話を聞いて、私は、学生時代のことを思い出しました。美大一年生のころ。ものを作る人になるにあたって、もっと広い世界を知りたいという思いと、当時から環境問題に興味があったという理由から、エコクラブという南極探検隊にも参加された高野孝子さんが主催する、ヤップ島体験プログラムに参加したのです。ヤップ島は、当時は、極力自然に近い環境で、伝統的な暮らしを大切にしている人々が住む、ミクロネシアの小さな島。その住民の方の家にホームステイし、現地の人々の生活に飛び込んで、様々な経験をしました。日本のような便利さは、全くない。でも、そこにいる人々の心の温かさ。子供達の笑顔、そしてたくましさ。その体験からは、本やデータからは決して得られない貴重な記憶を得ることができました。今でも、大切な視点や気づき、思い出になっています。
最後に
ビジョンは、自分ごとで考えろ。先生のお言葉が、授業を終えた後でも、心に残っています。これからの授業も、とても楽しみにしています。