『これが私の生きる道~彼女がたどり着いた愛すべき仕事たち~』①
自由にイキイキ働く女性たち33人のインタビューが掲載された1冊です。
彼女たちが、現在に至るまでの物語が集約されています。
面白かった!!
強くエネルギー溢れる女性たちに、
背中を押してもらえたような気がしました。
考える機会を与えてくれる本でした。
私はこれまでの人生、会社の仕事やら演劇活動やら
何かしら慌ただしく活動してきました。
しかし1日の大半を家の中で過ごす生活に一変し、
腰を据えて考える時間が増えました。
そんな中で出会ったこの1冊。
本気になれば何でもできるよってこと。
人生は長いようで短い。
いつかやろうと思っていることがあっても、
そのときになってたらやりたいことじゃなくなっている可能性もある。
「やりたい!」と思ったときにやらないと、それは本当に自分のやりたいことにはならない。
____ Garu chanさん/挑戦者・冒険家
まずは一歩踏み出してほしい。
踏み出さない限りは、何も始まらないから。
少しでも、何か始めたいと思っている人は、
行動を起こすことをすすめます。
____ 久林紘子さん/パーティスタイリスト
私もこんなふうに誰かの背中を押せる人間になりたい!!
本当に彼女たちはかっこいい。
2020年の今日という日の私は何がしたいのか?
どう生きたいのか?
読みながら考える、考えさせられて気がつく
そんな機会を与えてもらいました。
(自粛中も販売してくれてるAmazon様、ありがとうございます!)
「会社員である限り、私はずっと息苦しい。」
それは仕方ないことだと思っていた。
私は大学から本格的に演劇活動を始め、
そこで生きる演劇人に惹かれて演劇を生業にすることを志しました。
「演劇が好き!!」その情熱に魅了されてしまったんですね。
私もこんなおじさんたちみたいになりたい!!
公演初日の打ち上げで、演出家への悪口を言いながら(愛はあります。笑)
役者の成長を喜ぶスタッフさんたちと一緒にお酒を飲んでいて
そう思ったことを昨日のことのように覚えています。
そんな私が今に至るまでの話はいつかお話しようかと思いますが、
何が言いたいかというと、
会社員ってかっこよくない。
ずっとそう思っていたんですね。多分今も。
これは私の実家が農家で、姉は芸術家、弟はまだ学生ということもあり
会社員という人々が身近じゃなかったんです。
そんな遠い世界の人達は、
どうしてこんなにも働くモチベーションが低いのか。
イキイキとしていないのか。ずっと疑問に思ってきました。
そんな大人たちに囲まれて育った子供たちは、
「働くことは辛くて当たり前。それでも耐えるのが大人」
そうやって諦める呪いにかかっているように思えました。
そんな人生辛すぎる・・・・。
それでも私が会社員を選んだ理由
1社目は、
・フリーランスの活動を継続するためには別の安定した収入源が必要だから
・演劇界では知られた会社だから人脈を作りやすい
2社目は、
・俯瞰して世の中の会社を知ることができる
・裁量が大きく、自分の名前で仕事ができる
・世の中を動かす力がほしい。自分の成長が第一。
こんなところでしょうか。
結局、メリットだけを求めて選んだわけですね。
私の中の会社員像のように搾取されて疲弊されるのではなく、
自分がメリットを享受できるようになろう、と。
『仕事は、人生を共にするパートナー』
そこで事件が起こります。
この本に出てくる浅葉果林さんのインタビューが、
私に事件を起こします。笑
仕事は、人生を共にするパートナーのような存在。
支えられ、成長し、感動し、時には苦労することもある。
人生の紆余曲折を楽しむ感覚で、型にはめずに、諦めずに、年齢と共に変化しながら、最良の付き合い方をしていきたいですね。
___ 浅葉果林さん/「SHE Tokyo」ディレクター
浅葉さんのインタビューを読んだ時の私は
「いやぁぁ、、、そうかぁ、、」という気持ちと
「いやぁぁ、、、そりゃそうだよなぁ、、!!」という気持ちで大混乱。笑
でもこれって結婚や恋愛に似てますよね。
恋愛に対しても、最良のパートナーになんて巡り会えないだろう
そう思っていました。
でも今の私は、最良のパートナーと出会うことができました。
私が私らしくあることを望んでくれ、
私のやりたいことを本気で応援してくれる、
尊敬すべきパートナーです。
パートナーの愚痴を吐いて生きるより、のろけを言って暮らしたい。
今ではそう思っています。
会社という組織の中にも、生きやすさを求めてみてもいいのかも
いつの間にか私は諦めていたんだな、と。
人生の最良のパートナー(会社)には巡り会えない、そう思っていたんです。
だから私が生きやすい環境は自分で作ろう、って。
ある種それが原動力でもありました。
”会社員である限り私はずっと息苦しい”
きっとそんなことないんじゃないかなぁ。
今は少しそう思える自分がいます。
どうせいつか辞めるから。私は1人で自由になる。
悲しいかな、本気でそう思ってきたんですね。そんな気持ちで素敵なパートナーに出会えるかい!!
仕事に対しても、向き合っていく覚悟が必要です。
「仕方無くない!」
「諦めなくていい!」
「幸せになっていい!」
この本を通して、そう言ってもらえた気がしました。
せっかく沢山気付きをもらえた1冊だったので
しばしお付き合いください。
次章に続きます。