【意味がわかるとヤバイ話】タクシードライバーの話
俺はタクシー運転手をやっているんだが、これは俺が体験したかなりヤバい話だ。 その日は、お客さんも少なく、俺はタバコをふかしながら、駅前で客が来るのを待っていた。すると、ある一人の老婆がやってきて、俺をまじまじと見つめながら、
老婆「A町までお願いします。」
と言ってきた。
老婆は着物を着ていて、髪も少しボサボサでちょっとばかり不気味だった。だけど、客であることは変わりはないので、俺はタクシーに乗せ、車を走らせた。
俺は運転中、ふとミラーを見ると、老婆と目があってしまい、俺は老婆の鋭い目つきに少しギョッとしてしまい、すぐにそらした。とにかく早くこの老婆を送り届けようと思い、俺は安全運転にも心掛けながらも、少し早めに運転をした。
そして、何とか目的地に到着し、俺は老婆を下ろし、老婆は俺にタクシー代をぴったり渡してくれ、老婆は、
老婆「ありがとう」
と言い、車から降りた。老婆は車から降りる際、俺に何かを言いたそうに…
老婆「あの・・・」
と言ったが、
老婆「なんでもないわ」
言って、そのまま出て行った。
俺は少し不審に思いながらも、前をむき、車を走らせようとした。 すると、外から・・・
老婆「待ってぇぇぇぇぇぇ!!!」
と大きな声がしたのだ。
俺はゆっくりだったが、車を走らせており、ふとミラーをみると、とんでもない勢いで老婆が追いかけてきたのだ 俺は怖くて怖くてアクセルを踏もうとすると・・・
老婆「お願いだから待ってぇぇぇぇぇ!!」
と老婆は必死に叫んだので、俺はブレーキを踏んだ。
少し怖かったが、俺は車を止め、車の外に出ると、そこには息を切らした老婆がいたのだ。
老婆は・・
老婆「着物を扉に挟んじゃったのよ・・・元陸上選手だったから、何とかなったけど、あともう少しアクセルを踏まれていたら、死ぬところだったわよ・・・」
と言ったのだ 俺は老婆に・・・
俺「気がつかなくて本当にすみませんでした」
と謝り、着物を取ってあげ、きちんと老婆を見送った。 すると、老婆は立ち去る前に俺に・・・
老婆「社会の窓が全開よ。タクシーの扉は閉め忘れても、そこは閉め忘れちゃいけないわよ。」
と言ってきた。俺はふとズボンのチャックをみると本当に全開だった。
これが俺が体験したかなりヤバい老婆の話だ。今でも思う。あの老婆はめっちゃ足が早かったなと・・・
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