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息子、リスに噛まれる

ロンドン生活3週目です。

ロンドン・アイ(知らない人のために・・Tripadvisorのリンク)は有名な観光スポットですが、ロンドン・アイのふもとにある広場・子供向けのPlaygroundもなかなか良いです。こんな感じ。

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ロンドンではあちこちで見かけるリスですが、ここは観光客が多く食べ物をあげる人たちが常にいて、息子もそれにならって(食べ物なしで)手を出す手を出す。そして、ついに事件は起きました。

血をダラダラ流して泣き叫ぶ我が子。それを抱いて走ってくる夫。まさか。

けっこう深く噛まれている上に泣き叫ぶので、血が止まらない。

まだGPも登録していないのに(イギリスでは最初にGP − General Practitionerというかかりつけ医に行かないと、その先の専門医にも行けない仕組み・・・らしいです。)こんなことになって、どこに行ったらいいかわからない。

すると夫が、「近くに病院あったよね」と。

Google Mapを見ていたときに、近くに病院があると思ったそう。とりあえず行ってみることにしました。

受付に行くと、Emergencyで見てくれるとのこと。Emergencyでは待っている人がたくさんいる。子供連れは別の部屋を案内される。どうやら他にもリスに噛まれた子供がいるみたい。1時間くらい待って(その間もスタッフが通りがかりに何回か声をかけてくれる)、出血も収まった頃に、看護師らしき人による一回目の診察。

これから先生に診てもらうけど、おそらく注射が必要になるから、それはまた別途手続きをして打ってね、というようなことを言われた気がする。先生が洗ってくれて、包帯を巻いてくれると思うけど、とりあえずね、といって大きな絆創膏を貼られる。

次に医師による診察。看護師も言っていたが、この場所でリスに噛まれる人はどうも後をたたないよう。驚くほど多くの人が来る、と言っていた。そして、良いニュースは、ここのリスは感染症の保菌者ではないので、注射は要らないとのこと。念のため、抗生剤として、子供用のペニシリンを出された。(この処置が正しいのかはよくわからない)

そして、これまた看護師の予想に反して、先生は傷を洗ってくれず、私にその処置室の水道で洗わせ、絆創膏も要らないといってそのままで帰された。薬は院内の薬局でもらえた。処置も薬も、イギリス住民は無料。

帰る頃には子供もすっかり落ち着いて、夕日を楽しみながら帰宅。

今まで一度も薬という薬を飲ませたことのなかった我が家だけど、とりあえずペニシリンは数日飲ませてみました。甘いシロップになっていて、ジュースに混ぜて飲ませていたので、その後も「お薬」を欲しがったことは言うまでもなし。

病院の手当ても簡潔(むやみに大げさにしない)で良かったし、今後、息子がリスに手を出すことはないだろうし、野生動物にむやみに近づくものではない、と学習したと思うので、全体的に良い経験として記憶に残りました。

ちなみにお世話になった病院は、St Thomas' Hospital です。

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