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ゴードン_帝王切開_母性 術後2日目

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【今回の情報】

介入日:術後2日目(202X年12月20日)

【患者情報】
A氏は35歳の女性で、身長158cm、体重68kg(妊娠前55kg)である。夫(37歳)と2歳の長男との3人暮らしで、IT企業の営業職として勤務していたが現在は産休中である。性格は几帳面で計画的な一方、やや心配性な面があり、特に長男の世話と新生児の育児の両立について不安を口にしている。「上の子の面倒も見なければいけないので、早く退院できるように頑張りたいです」と話している。

【生活歴】
妊娠前は夫婦で料理教室に通うなど、食生活に関心が高く、週1回のヨガで健康管理を行っていた。飲酒は会社の付き合い程度で、喫煙歴はない。妊娠中は特に体調管理に気を配り、定期的な運動と栄養バランスの取れた食事を心がけていた。

【入院までの経過】
妊娠経過は順調であったが、妊娠38週5日の定期検診で胎児が骨盤位と診断された。担当医から経腟分娩のリスクについて説明を受け、家族と相談の上、予定帝王切開の方針となった。妊娠39週0日に入院し、翌日に手術を施行した。入院時、「予定より早く手術になって不安です」との訴えがあったが、医療者からの丁寧な説明により、徐々に落ち着きを取り戻した。

【手術当日の経過】
202X年12月18日午前9時より脊椎麻酔下で帝王切開術を施行。午前9時23分に女児(3256g)をApgarスコア8/9点で娩出した。術中出血量は450mlで、術後の経過は良好であった。術直後は「無事に生まれてほっとしました。早く赤ちゃんに会いたいです」と笑顔で話していた。回復室で2時間観察後、病室に帰室。疼痛に対してはPCAポンプを使用し、十分なコントロールが得られた。

【術後1日目の経過】
午前中に尿留置カテーテルを抜去し、自尿を確認。疼痛はNRS:3/10程度まで軽減し、理学療法士の指導のもと初回歩行を実施した。午後からは新生児との対面授乳を開始。「赤ちゃんの顔を見ると痛みも和らぎます」と母性的な発言が聞かれた。夫の面会時には「(長男が)赤ちゃんの写真を見て喜んでいる」と嬉しそうに話していた。

【現在の状態(術後2日目)】
創部痛は軽減し(NRS:2/10)、日常生活動作は徐々に拡大している。朝から自力でトイレ歩行が可能となり、シャワー浴も許可された。授乳は2~3時間おきに実施し、児の吸啜力も良好で母乳分泌も順調である。「傷は少し痛いですが、シャワーも浴びられて気持ちがいいです」と表情は明るい。

【バイタルサインの推移】
入院時から現在まで、バイタルサインは安定して経過している。現在は体温36.7℃、脈拍76回/分、血圧112/70mmHg、SpO2 99%を維持している。術創部は発赤・腫脹なく、浸出液も少量で経過は良好である。

【検査所見】
術後1日目の採血データでは、WBC 9800/μL、Hb 10.2g/dL、CRP 2.8mg/dLと手術侵襲による軽度の炎症反応を認めるものの、貧血の進行はなく、感染徴候も認められていない。

【今後の課題】
・創部の疼痛管理と感染予防
・母乳育児の確立と乳房ケア
・産後の生活指導(特に上の子との関わり方について)
・退院後の育児サポート体制の確認

A氏は術後の回復は順調であるが、長男の育児との両立に対する不安を抱えている。夫は育児に協力的で、退院後は実母の支援も得られる予定である。育児支援体制を整えながら、段階的な退院支援を進めていく必要がある。


【アセスメント】

1.健康知覚-健康管理

〇健康状態、受診行動、疾患や治療への理解、運動習慣、服薬状況、身長、体重、BMI、飲酒、喫煙の有無、既往歴

帝王切開術は、子宮を経腹的に切開して胎児を娩出する術式である。母体や胎児の状態により経腟分娩が困難な場合に選択され、本事例では胎児が骨盤位であったため予定帝王切開術が実施された。手術侵襲による感染リスクや出血のリスクがあり、術後の創部管理と全身状態の観察が重要となる。

A氏は35歳の女性で、これまで大きな健康問題はなく、定期的な健康診断も受診していた。第1子の妊娠・出産時も順調に経過し、今回の妊娠中も定期的な妊婦健診を欠かすことなく受診していた。現在の身長は158cm、体重は68kg(妊娠前55kg)で、妊娠前の体格指数は22.0である。妊娠中の体重増加は13kgであり、妊婦の推奨体重増加範囲内で経過している。

疾患や治療に対する理解は良好で、術前に医師から説明された帝王切開術の必要性や手術の流れ、術後の経過について十分に理解している。入院後は指示された内服薬(抗生剤、鎮痛剤、下剤)を確実に服用しており、服薬管理能力に問題はない。術後の創部痛に対しても、我慢せずに適切なタイミングで鎮痛剤を使用できている。

運動習慣については、妊娠前は週1回のヨガを継続しており、日常的な運動への意識は高い。妊娠中も医師の許可のもと、軽度の運動を継続していた。しかし、妊娠後期は腰痛があり、運動量は自然と制限されていた。

呼吸器系のアレルギーはなく、喘息などの呼吸器疾患の既往もない。また、薬剤や食物によるアレルギー反応の既往もない。飲酒は妊娠前から機会飲酒程度で、喫煙歴はない。受動喫煙の環境もない。

既往歴としては、2年前の第1子出産時に経腟分娩で特に合併症なく経過している。その他、手術歴や重篤な疾患の既往はない。幼少期に水疱瘡に罹患している。

現在の健康状態は、術後の経過は良好で、バイタルサインは安定している。創部の疼痛は軽減傾向にあり、日常生活動作も徐々に拡大している。母乳分泌も順調で、授乳を通じた児との愛着形成も進んでいる。

看護介入としては、術後の創部管理と感染予防が重要である。定期的な創部の観察と適切な消毒、清潔保持の指導が必要である。また、早期離床を促進しながら、過度な腹圧がかからないよう動作指導を行う必要がある。産褥期の身体的・精神的変化について説明し、体調の自己管理能力を高める支援も重要である。

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