見出し画像

カリスマはどのように生まれるのか?


承認欲求をコントロールし、コミュニケーションの強者になるには、2つの条件があります。

1、自信を持つこと。
自尊心が低く、自分に自信がない人間は、他者をうまく承認することができません。
自尊心とは、自分で自分を尊重し、受け入れる態度のことです。自尊心が低いと、自分で自分を肯定できないため、他者の承認が必要になってくるのです。

一見、社会的に成功している人物であっても、自尊心が低く「他者に承認を要求すること」しかできない人物は「承認欲求をよくする立場」ですから、コミュニケーションにおいては弱者といえます。

2、口(自己アピール)ではなく、結果で自分自身の有能さを示す事

「へー、そうなんだ!すごいね!そういえば私さー…てんてん」
このように何でもすぐに自分の話をしようとする人がいます。相手の話に反応しつつも、すぐ自分の話に引き込もうとする人です。
このような人は「他者の承認」をすると、その分、釣り合いを取ろうとして、自分の話をせずにはいられないのです。
しかし、それは自己アピールによって承認を得ようとする態度であり、コミュニケーション強者の態度とは言えません。

他者は褒めつつ、自分は「何でもない人間です」と言う顔をするのが、コミュニケーション強者の態度であり、知的でした。われる人の態度です。

承認欲求をコントロールし、コミニケーションの強者になるには、自分の話(自己PR)で、他社の承認を得ようとせず、他者の承認は、結果によって得られると強く認識する必要があります。

コミュニケーション強者の胸の内はこうです。

「相手が承認を求めているのであれば、思いっきり承認してやろう。逆に、私が彼に承認されるかどうかは、私が彼に何をしてやったかによる」と。

他者からの承認は、肩書によって得られるものではありません。社長だから、役員だから承認されるのでは無いのです。肩書だけで承認してくれる人は、立場を利用したいと言う下心のある、媚を売る人間だけです。

では、人は、どのような時に、他者を承認したくなるのでしょうか?

それは、親切にされた時です。

つまり、結果を出した上で、他者に親切にできる人が、他者から承認を得て、信頼されるのです。

結果を出した上で、他者に親切にできる人物は、徐々に「カリスマ」と呼ばれるようになります。

カリスマは自称するものではありません。

本人に親切にされた多くの人が、「この人はすごい」と吹聴して回ることで、その人が徐々に神格化されていくのです。

実際、カリスマと称される人には、直接会ってみると、とても感じのいい人であったり、思った以上に優しい人だったりします。

有名人に会って、「意外と普通でした」とコメントする人も見かけしますが、これこそ、正直な反応なのです。

コミュニケーションの強者は、承認欲求を満たしてもらう側ではなく、承認欲求を満たす側に回ることで、上手に信頼を得るのです。

出世して肩書がつくと「肩書」があるから、他者から承認されると勘違いする人がいます。もちろん、ビジネス上、その方が気にすり寄ってくる人もいます。

しかし、他者からの信頼は、肩書があるから、得られるものでは無いことを忘れないでください。肩書があった上で、他者に親切にできる人こそ、絶対的な信頼を得られるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?