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はたけキッズ[2020/9/6]

今月からグリジャメンバー・アン先生の下、子どもたち一人一人が、それぞれのセンス・オブ・ワンダーを深めていけるようグルジャ畑部リニューアルしました。主役はあくまで子どもたち。最初にみんなで畑をぐるっとまわって、今月の野菜の成長を確かめた後は今日の作業を確認し、好きなことを選んでやってもらいました。1日虫を追いかけるもよし、畑作業をやるもよし、それぞれみんな自分の興味のあることを楽しんでいましたよ!

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アンはインターナショナルスクールの先生なのですが、一人ひとりを本当によく見てくれていて、「あの子はコレクションをすることが好きだから来月から虫かごとか集めたものを入れられるものを持ってきてあげるといいわ」とか。「あの子は自分で楽しいことを見つけるのが上手ね!」といった具合に子どもたちの分析も見事。

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私が「イベントを円滑に進めるために息子だけはどうしても畑作業に引き込もうとしてしまうんだよね。娘は自由に遊んでるのに息子には自由がないようでかわいそうだよね・・。」と自分の反省を話すと「でも彼は道具を使うのがすごく好きだよね!この作業しようって言うんじゃなくて、鍬使ってみようか、鎌使ってみようかって誘うと彼はきっと喜んで乗ってくると思うよ」と言われ、そうか!誘い方なのか!!と、目から鱗でした。これからそんな子どもたち一人一人の特徴や発見をカルテを作って記録していこうと思っています。

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グリジャチャンネルも今月から子どもたちの視点や言葉を集める形に変わりました。見どころは、虫かごを囲んだ小学1年生の豊田の女の子と、年長さんの名古屋の男の子の会話。

虫かごの中にたくさん入った虫を見て、女の子は「かわいそうだから放してやりな〜」と言います。それに対して男の子は「確かにね。」と頭ではもちろん理解しているんだけど、やっぱり持って帰りたい。お母さんに「持って帰ってもいい?」と聞くとお母さんからは「いいよ」の返事。「やった」と喜ぶ男の子に女の子は「じゃあせめてもっと大きなカゴにしてやりな」と言います。「でもうちにある他の虫かごは竹だし・・これが一番ちょうどいいし・・」と口ごもる男の子。どっちの気持ちもよく分かりますよね。持って帰るという男の子を責める訳では全然なくて、そんな会話があったとこが宝だと思うのです。

彼が数年後、虫を集める自分より小さな子にどんな言葉をかけるのかがとても楽しみなのです。そこにはこの日、小学1年生の女の子からもらった言葉に加えて、持って帰った後の虫たちとの関わり方や、彼だけが持つその後のストーリーは彼にどんな言葉をくれるのでしょう。そんな一つひとつを逃さず、毎年記録していけたらと思っています。

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今月の作業:カブの種下ろし、ニンニクの植え付け、ブロッコリーのお引っ越し、草刈り

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