リメイクのすすめ
はっきり言って裁縫は苦手だ。切迫早産で入院中に、息子のマフラーを人生で初めて編んだのだが、生まれてきて巻いてみたら新生児の首を一周しなかったという伝説の持ち主だ。息子が2歳の時には、かわいい生地を見つけて、本も買って、型通りにパンツを作ったのに右と左のポケットの位置が左右で全然違っていた・・。
服作りなんて上手なお母さんがするもの。私には遠い世界のこと。と、それからは、ばあばに生地を渡して作ってもらうようになっていたのだけれど、先日、娘と服作りをしたあたりから私の中で服作りの概念が変わった。
確かに上手なお母さんと比べたら、私のは見せられるようなレベルじゃない。なら、見せなければ良いのだ!(笑)家の中にずっといる今、出来はどうあれ、自分の作った好きな服を着られるチャンスなのではないか!下手ではあるけれど、別に裁縫は嫌いな訳ではなく、むしろ好きなのだ。私にだってなみ縫いやミシン掛けくらいはできる。
とはいえ、生地屋さんには行けないし。むしろわざわざ生地を買うならきちんと作らなければいけないし。ということで、いつもは古着回収に出している着なくなった服をリメイクして使うことにした。古着回収もこの外出自粛により、溜めたまままだ出しに行けていなかったのだ。これをもう一度自分の手で生き返らせるなんてワクワクしてしまう。
まずは私のTシャツの胴体部分で息子のパジャマズボン。(ちょうど洗い替えが欲しかった)素材もやわらかくて気持ち良いみたい。
続けて私のシャツの腕を短くしてゴムを入れて工作用スモック。
袖の部分はレミンちゃんのお洋服に。
そんなのを作っていると、「私もやりたい〜!」と寄ってきた娘が作ったのは私のTシャツを使った自分の服。またまた斬新なデザイン。でも前回の服も気に入ってよく着ていて(今日も!)、無駄にはなっていないよう。出来上がった新しいシャツもまた大喜びで、寝る時も着ていた。
残った布は掃除にでも使おうかな。古着がこんなにも使えるとは思わなかった。実は今回リメイクした服はそもそも母と義妹からもらった古着だったのだ(笑)長く使って、また生き返らせる。服だけでなくいろんなものに対して、買う時と、捨てる時には「本当にそれでいいか」少し立ち止まってみたいと思うところ。